私はこの日を、一生忘れることはないでしょう。
私は変わらず、店で客引きの仕事をしていました。 すると、近くから、この日にしか聞くことのない言葉が聞こえてきました。
『トリック オア トリート!』
そう、今日はハロウィンです。
小学生低学年ぐらいの子どもたちが、先生の引率のもと、仮装をして、周囲のお店を回っていたのです。 お店側も、おそらくは事前に連絡があったのでしょう。お菓子の準備と、魔女帽を被っている姿が見られました。保護者の方たちも、様子を見るために後ろをついてきていました。
集団はやがて真向いの店にもやってきました。
その光景を見て、唖然としました。
子どもたちの声には抑揚も笑顔もなく。
教師の顔も固く、盛り上げる雰囲気も見られず。
ただお菓子がもらえて、先生に言われたからやっている。
そんな、楽しさの欠片もない、形容のし難い光景がそこにはあったのです。
私の心の中に、やり場のない怒りと葛藤が溢れ出てきました。
一年に一度しかない、楽しくて、嬉しいはずのイベントなのに。
子どもたちにとって、この日一瞬の出来事は、この先一生のモノになるというのに。
今この場所以外でも、同じような光景がたくさんあるかもしれない。
ありえない。 信じられない。
私だったらこうするのに。
こうならないように、こうしたフォローをしておくのに。
このタイミングで、こんな声をかけるのに。
私なら、もっと上手くできるのに。
そして同時に、店長から言われた言葉が頭の中をよぎりました。
『口にするだけ、思うだけ。そんなことなら誰でもできる。実行してこそ本物だ。』
それから行動に移すまでは一瞬でした。
その日の昼休み。もしもの時の為に登録しておいた転職サイト(リクナビNEXT)を開いて、教育関連の会社を探し回ります。
地域はもはやどこでも構いませんでした。自分の希望に近い募集を出している塾会社を見つけたので、エントリーシートを送ります(ここが、今勤めている会社です)。就活の際に受けに行った塾会社にも電話して、面接の予定を作ります。
検査入院の結果も構いません。
どのみち自分の居場所はもうこの会社にはないも同然。心残りはあるけれど、それよりやりたいことができてしまったのですから。
自分を信じて採用してくれたであろう社長。 どうしようもない私を、およそ2年間指導してくれた店長
お二人に心の中で謝罪し、11月下旬に面接の日程を数件組み込みます。
11月の上旬に検査入院。
翌日に社員旅行。 この時、転職するか悩んでいると同期に相談されます。転職の話は内定をもらえてからにすると決めていたので、その子には会社に残るように勧めました。
嘘つき。詭弁。そんな言葉が脳裏にこびりつきました。
11月下旬に面接。
名古屋→京都の順で、2日連続面接だったのですが、名古屋行きの新幹線の中で、熱が出てる事に気が付きました。
その翌日に検査結果が出ました。結果は白。
どのみち、職は追われていたでしょう。たまたま前倒しにして面接に行っていただけだと、自分で自分に免罪符を出して言い訳。
そして12月頭に無事内定通知が届きました。
その後、もう少し続きはあるのですが、そこはまた次に機会があれば話しましょう。
私は変わらず、店で客引きの仕事をしていました。 すると、近くから、この日にしか聞くことのない言葉が聞こえてきました。
『トリック オア トリート!』
そう、今日はハロウィンです。
小学生低学年ぐらいの子どもたちが、先生の引率のもと、仮装をして、周囲のお店を回っていたのです。 お店側も、おそらくは事前に連絡があったのでしょう。お菓子の準備と、魔女帽を被っている姿が見られました。保護者の方たちも、様子を見るために後ろをついてきていました。
集団はやがて真向いの店にもやってきました。
その光景を見て、唖然としました。
子どもたちの声には抑揚も笑顔もなく。
教師の顔も固く、盛り上げる雰囲気も見られず。
ただお菓子がもらえて、先生に言われたからやっている。
そんな、楽しさの欠片もない、形容のし難い光景がそこにはあったのです。
私の心の中に、やり場のない怒りと葛藤が溢れ出てきました。
一年に一度しかない、楽しくて、嬉しいはずのイベントなのに。
子どもたちにとって、この日一瞬の出来事は、この先一生のモノになるというのに。
今この場所以外でも、同じような光景がたくさんあるかもしれない。
ありえない。 信じられない。
私だったらこうするのに。
こうならないように、こうしたフォローをしておくのに。
このタイミングで、こんな声をかけるのに。
私なら、もっと上手くできるのに。
そして同時に、店長から言われた言葉が頭の中をよぎりました。
『口にするだけ、思うだけ。そんなことなら誰でもできる。実行してこそ本物だ。』
それから行動に移すまでは一瞬でした。
その日の昼休み。もしもの時の為に登録しておいた転職サイト(リクナビNEXT)を開いて、教育関連の会社を探し回ります。
地域はもはやどこでも構いませんでした。自分の希望に近い募集を出している塾会社を見つけたので、エントリーシートを送ります(ここが、今勤めている会社です)。就活の際に受けに行った塾会社にも電話して、面接の予定を作ります。
検査入院の結果も構いません。
どのみち自分の居場所はもうこの会社にはないも同然。心残りはあるけれど、それよりやりたいことができてしまったのですから。
自分を信じて採用してくれたであろう社長。 どうしようもない私を、およそ2年間指導してくれた店長
お二人に心の中で謝罪し、11月下旬に面接の日程を数件組み込みます。
11月の上旬に検査入院。
翌日に社員旅行。 この時、転職するか悩んでいると同期に相談されます。転職の話は内定をもらえてからにすると決めていたので、その子には会社に残るように勧めました。
嘘つき。詭弁。そんな言葉が脳裏にこびりつきました。
11月下旬に面接。
名古屋→京都の順で、2日連続面接だったのですが、名古屋行きの新幹線の中で、熱が出てる事に気が付きました。
その翌日に検査結果が出ました。結果は白。
どのみち、職は追われていたでしょう。たまたま前倒しにして面接に行っていただけだと、自分で自分に免罪符を出して言い訳。
そして12月頭に無事内定通知が届きました。
その後、もう少し続きはあるのですが、そこはまた次に機会があれば話しましょう。
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はろー、みやの@ユキナです。
続きです。
初診日。主治医に現況を伝え、睡眠日誌を付けることになりました。
睡眠日誌は、毎日の睡眠状況や眠気が襲ってきた時間などを記録するものです。この日誌と検査入院の結果でナルコレプシーかどうか診断するとのこと。
検査入院の日時は11月上旬。11月の下旬には確実に結果が出るとのことでした。
検査結果は当日になるまでわかりませんが、私の心中は穏やかではありません。
結果がどちらになろうとも、職を追われる可能性があるからです。
検査結果が黒だった場合。 私は後天性障害持ちの結果の出せないただのコマです。
使えると思って買ったカバンが、実は見えにくいところで穴が開いていたようなものです。 替えを用意が出来れば早々に捨てられてしまうでしょう。
検査結果が白だった場合。 私は唯のだらしないヤツで、結果を出す気もないとみなされるでしょう。
使えると思って買ったカバンが、実はメチャクチャ使いにくい上に、改良することもできないのです。さらには使いにくい理由すらもはっきりしないときたもんです。
もちろん私には治せるなら治したいという意思があります。 しかし、それを証明する術がないのです。 顔を叩く、腕を抓る、カフェインを摂取する、太陽の光を浴びる、ミンティアやガムを口に含むなど、既に様々な方法を試し、全て一時凌ぎ程度にしかならなかったのです。
唯一生き残る方法は、結果を出すことのみですが、一朝一夕で出せるほど甘くもありません。
その不安は消える事無く、心の隅に残り続けました。
お盆になり、実家へ帰省。
父が還暦を迎えたので、家族揃って夕食を食べに行くことになっていたため、昨年結婚して家を出た姉との久々に再会することになりました。
駅で待ち合わせをし、余った時間を潰すために近くの喫茶店に入ります。
近況報告を兼ね、検査入院の話をしたところ、実は姉も同じ悩みを抱えていた時期があったとのこと。 血か? 血の問題なのか?
聞いたところによると、姉は睡眠時間を取りすぎた結果、その症状を抱えていたとのことでした。
仕事中、とかく眠くなる。作業に集中できない。仕事上、立ち時間はそれほどないそうですが、不定期に眠気が襲ってくる、眠気覚ましも効果がないとのことです。 身に覚えのありすぎる症状です。
これらを改善するために、早く寝ようと心掛けていたそうです。 夜中に寝る時間を増やし、毎夜8時間以上の睡眠を取るようにし続けていたそう。 というか同じ家に住んでたのでその姿よく見てました。
病院に行くことも考えたそうなのですが、睡眠障害を扱っている病院がとにかく少ない。 大阪でも、専門で扱っている病院は1件のみ。 大型の総合病院でも在中ではなく外来の先生なうえ、精神病(うつ病)や呼吸器官系(睡眠時無呼吸症候群)での診察しかしてもらえません。 他県だと尚更見つかるはずもありません。
そこで、いっそ開き直ったそう。 治らないなら仕方ない、もうちょっと他のことに時間使おう。 と、思ったそうで。 睡眠時間を5~6時間に削ったところ、睡眠不足が改善していたとのことです。
これはいい話を聞いたとばかりに、お盆明けに真似をしてみました。
んなわけあるかと、普段より強い眠気が襲ってきました。
改善はされなかったものの、(近過ぎるほど)近くに同じ悩みを抱えていた人がいたのは心強いです。
睡眠時間が影響しているのかと思い、睡眠時間を5時間ほどにしてみたり、8時間ほどにしてみたりしましたが、改善の兆しは見えませんでした。(普段は6~7時間ほど)
10月31日。 私に転機が訪れます。
続きます。
続きです。
初診日。主治医に現況を伝え、睡眠日誌を付けることになりました。
睡眠日誌は、毎日の睡眠状況や眠気が襲ってきた時間などを記録するものです。この日誌と検査入院の結果でナルコレプシーかどうか診断するとのこと。
検査入院の日時は11月上旬。11月の下旬には確実に結果が出るとのことでした。
検査結果は当日になるまでわかりませんが、私の心中は穏やかではありません。
結果がどちらになろうとも、職を追われる可能性があるからです。
検査結果が黒だった場合。 私は後天性障害持ちの結果の出せないただのコマです。
使えると思って買ったカバンが、実は見えにくいところで穴が開いていたようなものです。 替えを用意が出来れば早々に捨てられてしまうでしょう。
検査結果が白だった場合。 私は唯のだらしないヤツで、結果を出す気もないとみなされるでしょう。
使えると思って買ったカバンが、実はメチャクチャ使いにくい上に、改良することもできないのです。さらには使いにくい理由すらもはっきりしないときたもんです。
もちろん私には治せるなら治したいという意思があります。 しかし、それを証明する術がないのです。 顔を叩く、腕を抓る、カフェインを摂取する、太陽の光を浴びる、ミンティアやガムを口に含むなど、既に様々な方法を試し、全て一時凌ぎ程度にしかならなかったのです。
唯一生き残る方法は、結果を出すことのみですが、一朝一夕で出せるほど甘くもありません。
その不安は消える事無く、心の隅に残り続けました。
お盆になり、実家へ帰省。
父が還暦を迎えたので、家族揃って夕食を食べに行くことになっていたため、昨年結婚して家を出た姉との久々に再会することになりました。
駅で待ち合わせをし、余った時間を潰すために近くの喫茶店に入ります。
近況報告を兼ね、検査入院の話をしたところ、実は姉も同じ悩みを抱えていた時期があったとのこと。 血か? 血の問題なのか?
聞いたところによると、姉は睡眠時間を取りすぎた結果、その症状を抱えていたとのことでした。
仕事中、とかく眠くなる。作業に集中できない。仕事上、立ち時間はそれほどないそうですが、不定期に眠気が襲ってくる、眠気覚ましも効果がないとのことです。 身に覚えのありすぎる症状です。
これらを改善するために、早く寝ようと心掛けていたそうです。 夜中に寝る時間を増やし、毎夜8時間以上の睡眠を取るようにし続けていたそう。 というか同じ家に住んでたのでその姿よく見てました。
病院に行くことも考えたそうなのですが、睡眠障害を扱っている病院がとにかく少ない。 大阪でも、専門で扱っている病院は1件のみ。 大型の総合病院でも在中ではなく外来の先生なうえ、精神病(うつ病)や呼吸器官系(睡眠時無呼吸症候群)での診察しかしてもらえません。 他県だと尚更見つかるはずもありません。
そこで、いっそ開き直ったそう。 治らないなら仕方ない、もうちょっと他のことに時間使おう。 と、思ったそうで。 睡眠時間を5~6時間に削ったところ、睡眠不足が改善していたとのことです。
これはいい話を聞いたとばかりに、お盆明けに真似をしてみました。
んなわけあるかと、普段より強い眠気が襲ってきました。
改善はされなかったものの、(近過ぎるほど)近くに同じ悩みを抱えていた人がいたのは心強いです。
睡眠時間が影響しているのかと思い、睡眠時間を5時間ほどにしてみたり、8時間ほどにしてみたりしましたが、改善の兆しは見えませんでした。(普段は6~7時間ほど)
10月31日。 私に転機が訪れます。
続きます。
お久しぶりです、宮野@ユキナですよー
やることがなくなるとたまに更新しにきます
前回の記事はたぶん去年の6月ぐらい? あの頃からまたガラッと環境が変わりまして。
年の変わり目とともに、転職しました。
呉服屋で働いていたのですが、いろいろ思うところがあって、今は名古屋の塾会社で働いてます。
今回はそのいろいろ思ったところの話を少し。
事の起こりは5月下旬でした。
呉服屋に勤めて1年超。 自分にも後輩ができ、1年目はほとんど成果を残せなかった事実をバネにして、頑張ろうと奮い立っておりました。 前回の記事を書いた時期には、辞める気なんて一切ありませんでした。
そもそも私は、早期転職反対派です。
巷では転職ブームであったり、同世代帯の方たちの多くは、『3年は仕事を続けた方がいい』という言葉に対して、”根拠がない”と反論する立場です。もちろん彼らの主張が間違っているとは思いません。事実として私仕事辞めてますし。 ですが、目安として『3年』は仕事を続けた方がいいと思っています。
話を戻しましょう。
当時プライベートで複雑な状況にはなっていましたが、気持ちは前向き。心も折れる事はありませんでした。しかし奮い立ってはいたものの、現実は厳しく、結果は出せていませんでした。
そんなある日、私のとある姿を見た、直属の上司にあたる店長から言われた一言が全ての始まりでした。
「おまえ、病気なんじゃないか?」
私はその時、店長と話をしていたのですが、唐突に眠気に襲われて意識が飛びかけた姿を見られたのです。
いつ頃からか、はっきり覚えてはいませんが、高校生の半ば頃から、昼間によく寝てしまう癖みたいなものが私にはありました。時間関係なく、唐突に眠気が襲ってくるのです。それが原因で、よく先生に机を蹴られて起こされていました。テンカン(?)とは違うものだと思います。
以前にも何度か、眠気が襲ってきたときの姿を店長に見られており、それがあまりにも唐突なので、病気ではないかと思われたと言うことです。
私はこれまで、自分がだらしないのが原因だと思っていたので、病気だという発想はありませんでした。
指摘をされる約1~2か月ほど前に、この眠気が原因でケガをしたことがあった為(歩いてる時に眠気が襲ってきて、意識のないまま5メートルほど進んで壁にぶつかった)、その指摘は意外とすんなりと受け入れられました。
店長が言うには、「お前のこの姿を見たのは何度かあるが、見たからには報告するのが自分の仕事だ。今までは見逃してきたけれど、続くようなら放っておくわけにはいかない。」とのことです。御尤もな話です。
しかし、これが病気であるなら庇うことができる。とも教えてくれました。原因を究明するミッションを課せられます。
そんなわけで”過眠症”について調べてみた結果、症状が一番近かったものは『睡眠障害(ナルコレプシー)』というものでした。おや、どっかのゲームで聞いたことあるなコレ。
『睡眠時無呼吸症候群』も過眠症の原因としてあるらしいですが、そっちはどうやら違いそう。
病院に電話で相談してみたりした結果、睡眠障害を扱っている病院は非常に少なく、さらに予約も非常にたくさん入っているため、8月に初診を受けられることになりました。
これでしばらくは待つだけになりました。
しかし、結果が出るまで仕事を休むわけにもいきません。初診までの期間も仕事に行くのですが、眠気はもちろん毎日襲ってきます。現状は”病気かもしれない”という免罪符によって執行猶予が与えられている状況ですが、結果次第では職を追われる可能性も出てきました。
このあたりから私の心の片隅に”転職”の文字がちらつくようになりました。
続きます。
やることがなくなるとたまに更新しにきます
前回の記事はたぶん去年の6月ぐらい? あの頃からまたガラッと環境が変わりまして。
年の変わり目とともに、転職しました。
呉服屋で働いていたのですが、いろいろ思うところがあって、今は名古屋の塾会社で働いてます。
今回はそのいろいろ思ったところの話を少し。
事の起こりは5月下旬でした。
呉服屋に勤めて1年超。 自分にも後輩ができ、1年目はほとんど成果を残せなかった事実をバネにして、頑張ろうと奮い立っておりました。 前回の記事を書いた時期には、辞める気なんて一切ありませんでした。
そもそも私は、早期転職反対派です。
巷では転職ブームであったり、同世代帯の方たちの多くは、『3年は仕事を続けた方がいい』という言葉に対して、”根拠がない”と反論する立場です。もちろん彼らの主張が間違っているとは思いません。事実として私仕事辞めてますし。 ですが、目安として『3年』は仕事を続けた方がいいと思っています。
話を戻しましょう。
当時プライベートで複雑な状況にはなっていましたが、気持ちは前向き。心も折れる事はありませんでした。しかし奮い立ってはいたものの、現実は厳しく、結果は出せていませんでした。
そんなある日、私のとある姿を見た、直属の上司にあたる店長から言われた一言が全ての始まりでした。
「おまえ、病気なんじゃないか?」
私はその時、店長と話をしていたのですが、唐突に眠気に襲われて意識が飛びかけた姿を見られたのです。
いつ頃からか、はっきり覚えてはいませんが、高校生の半ば頃から、昼間によく寝てしまう癖みたいなものが私にはありました。時間関係なく、唐突に眠気が襲ってくるのです。それが原因で、よく先生に机を蹴られて起こされていました。テンカン(?)とは違うものだと思います。
以前にも何度か、眠気が襲ってきたときの姿を店長に見られており、それがあまりにも唐突なので、病気ではないかと思われたと言うことです。
私はこれまで、自分がだらしないのが原因だと思っていたので、病気だという発想はありませんでした。
指摘をされる約1~2か月ほど前に、この眠気が原因でケガをしたことがあった為(歩いてる時に眠気が襲ってきて、意識のないまま5メートルほど進んで壁にぶつかった)、その指摘は意外とすんなりと受け入れられました。
店長が言うには、「お前のこの姿を見たのは何度かあるが、見たからには報告するのが自分の仕事だ。今までは見逃してきたけれど、続くようなら放っておくわけにはいかない。」とのことです。御尤もな話です。
しかし、これが病気であるなら庇うことができる。とも教えてくれました。原因を究明するミッションを課せられます。
そんなわけで”過眠症”について調べてみた結果、症状が一番近かったものは『睡眠障害(ナルコレプシー)』というものでした。おや、どっかのゲームで聞いたことあるなコレ。
『睡眠時無呼吸症候群』も過眠症の原因としてあるらしいですが、そっちはどうやら違いそう。
病院に電話で相談してみたりした結果、睡眠障害を扱っている病院は非常に少なく、さらに予約も非常にたくさん入っているため、8月に初診を受けられることになりました。
これでしばらくは待つだけになりました。
しかし、結果が出るまで仕事を休むわけにもいきません。初診までの期間も仕事に行くのですが、眠気はもちろん毎日襲ってきます。現状は”病気かもしれない”という免罪符によって執行猶予が与えられている状況ですが、結果次第では職を追われる可能性も出てきました。
このあたりから私の心の片隅に”転職”の文字がちらつくようになりました。
続きます。