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サボりにサボって今に至る

Category: 自作小説  

どもども秀策ですよ~





今日で冬休み最後!  明日始業式ですね  ちなみに弟は今日から学校なので、ヒャッホウザマアミロ的な気分を味わっていたりします  家に居ても暇なんですがね
そんな私のリアルの話を語ることもできず  まぁしてもいいですけど、かなり退屈なもので読むにも書くにも値しない気がします

そうですね……あえて話すとなれば、欲しいゲームがあるぐらいですね
お前この前リトバスCE買ったばかりだろと言いたくなるやもしれませんが、仕方ないじゃないですか  クドわふたーが発売されることが決定しましたし、フォーチュンアテリアルの伊織の野望も欲しいですし、PSP移植版の明け瑠璃も欲しいし、もう発売されてるましろ色シンフォニーだってほしいし、そもそも欲しいのに買えなかったゲームなんて大量にあるんですから、今からでもいいからそれ買いたいですよ  ああもうどうにかしてください金と年齢をくださいあと親の目を盗んで買える状況を作ってください

とまぁこんな感じ
実際に買う予定なのは、『クドわふたー』と『フォーチュンアテリアル 伊織の野望』ですね  今から金を溜めるか、お年玉を残しておけば余裕で買えます  てか買います  発売日は未定で、一番近くても夏  つまり7月頃になるわけですから
あと弟が欲しいと言っているので、買うことになったなのはの格ゲー  今月発売です  弟が誕生日にもらう金を利用して買うそうです  私が学校帰りにメイトに寄るだけなんですがね




今日は呟きなど御座いません  明日から久々の外出で見つけれるといいんだがねぇ




TS行きましょー


何のためにってこの記事の為だけに、わざわざ昼間inしたと言うね  SSないまま書くとか無理です  だって何もしてないんだもの
と言うわけで、昼間にちょっくらinしてユキナでエピクエ3を進めました







779.jpg






POTを買おうと立ち寄った商人の台詞  スィッ~って何でしょ?  台詞の中に入れる必要あったんでしょうか?  それとも何かの伏線ですかね?  結構気になります
気にはなるけど追及する気がない  よってここは軽く無視して行きます

そのままクエを進めていると、何か卵から毒と仮面を持ってこいと言われます  卵のくせに何故そんなモノが必要なのかはまったくもって理解できませんが、集めてこいと言われたからにゃあ集めに行きます  早くアドレナリン覚えたかったですし
毒の方は2つでいいので簡単に集まります  仮面もいつもなんなく手に入れる事が出来るので心配してなかったのですが………



仮面落とさねぇ!



いつもは要らないぐらい落とすくせに、今回は全く手に入りません  何なんだチクセウと思っていたら、その代わりにいつもなかなか手に入れれない全てを見通す目を落としてくれました  それも、連続で8個も・。・
何なんでしょうね?  いつも手に入らない物が、2つだけでいいと言うのに8個も手に入り、いつも簡単に手に入る物が5個も必要だと言うのに全く落とさない  嫌がらせですねわかります

15分ぐらい続けてようやく仮面を全て集めます  いつもは目を求めて30分ぐらい狩り続けるので、結構得しました  ちなみに、仮面を集めきるまでに目は14個手に入りました  こんなにいらねぇよ・。・


クエを達成し次へ次へと進んで行くうちに、3時になってしまいました  弟に3時半から6時までやらせるという約束だったので、仕方なく変わるためにカルバイガルショップへ
倉庫と所持品の整理をしている時に、ハクちゃんにあげる予定の赤い玉を見つけます  ふとなんとなく右クリックして情報を見てみるとこんなことが書いてありました







780.jpg







つまり合成は高確率で乙るってことですね、わかります
ハクちゃん曰くDrop率の低い赤い玉、合成に4個も必要で1個1mとか見たことありますけど、高価な理由はここにもあったのか  成程すぐる




今日はコレだけ  最近ブログのテンション低くね? って自分でも思ったりするんですが、何故か今日はコレだけって言った時にそれに気づく  そして直すのが面倒なのでこのまま行く  直る気配が一切しません
おまけ↓







781.jpg







こんなことぶつぶつ呟いてますが、気にしなくてもここに家を建てようって人は、爺の気が変わるまでないから心配することはないと思う  ついでに家を建てるスペースがない

追記には久々の小説  およそ3カ月ぶりです、サボりすぎですね、スミマセン  もう読んでる人いるのか知らないけどさ  記事数的には約40記事ぶり  今数えてみて私もビックリしたわ
初見の方も、『ああ、こんなわけのわからん奴なんだ』的な印象を抱きつつ読んでくださいな



んでは~

ノシシ☆ミ







 
************************************************************




真白 「そろそろ危機感を持たなきゃいけないと思うんですよ!」



その一言で今日の部活は開始された

生徒会選挙から数週間、俺たちは嫌になるぐらい相談やら頼みごとやらを解決したり聞いたりしたわけなんだが、全校生徒が困っているわけでもないし、生徒が無限にいるわけでもない  日が経つにつれ、訪問者が減ってくるのは当然のことだった
ここ最近は、部活に来たら既に部員以外の誰かが来てると言うことが多々あったので、以前みたいにのんびり出来なくなっていたのだが、今週に入ってようやく一足も減ってきたのだ  おかげで俺はゆっくりと部室に向かうことが出来るし、昌は部室でゲームが出来る、菊部長はお菓子を食べれると、良い事ずくめだ

そんな金曜日の放課後、全員がそろった時に真白ちゃんが叫んだわけだ  理由は知らん



菊菜 「えーっと……危機感って?」

首をかしげる部長  いやまぁ突然叫ばれて思考が追いついてないだけだと思うけど

真白 「危機感は、危機感です」
泉   「説明してるようでまったく情報が増えてないわね」

ちなみに、真白ちゃんが叫ぶ直前まで皆がしていたことは、菊部長はお菓子を食べる、泉先輩は俺とオセロ、緑はそのオセロを見ていただけで、昌は当然ゲームだった  真白ちゃんが何をやっていたかはよく覚えていない  菊部長のお菓子を摘まんでる所なら見たが

真白 「私達に足りないのは危機感だと思うんです!よ!」
昌   「何で区切ったんだ?」
泉   「危機感って言っても……もうすぐ大変な行事でもあったかしら?」
真白 「いえ、そう言うのじゃなくて、もっとこう……今の自分の立場という意味で、です」
昌   「はぁ」

みんないまいちピンと来ないようだ  かくいう俺もよくわからない

真白 「例えば部長!」
菊菜 「え?  わ、私?」
真白 「部長はもう3年生ですよ!  来年卒業なんですよ!」
菊菜 「うん、そうだねー」
真白 「目標も何もないままでいいんですか!?」
菊菜 「うっ!  そ、そうだけど……」
真白 「遠見先輩もです!」
昌   「ん?  俺か?」
真白 「今のままじゃ、ずっと見向きされませんよ!」
昌   「なっ……  関係ねぇだろ!」
真白 「関係なくないです!  遠見先輩がじれったいので私も困ってるんです!」

何か知らないけど真白ちゃんのスイッチが入っちゃってるようだ  これは当分戻らないだろう

真白 「傍観者のふりしてる雪満先輩もです!」
雪満 「俺も?」
真白 「そうです!  いい加減にしないと後ろから刺されますよ!」
雪満 「俺だけやたら物騒だなぁ!」
真白 「仕方ありません」
雪満 「何で!?」
真白 「魚住先輩も例外じゃないですよ!」
雪満 「俺は無視!?」
緑   「え、何で?」
真白 「そんな学力じゃ、先輩と同じ学校には行けませんよ!」
緑   「確かにそうだけど……」

今まで無言だった緑にも矛先が向いた  この調子でいけば……

真白 「……わかりましたか  みんなもっと危機感を持つべきなんです」
雪満 「って、泉先輩には何も言わないのかよ!」
真白 「だって……非の打ちどころがないですし……」

予想が普通に外れた  確かに泉先輩が危機感を持つようには見えない  何か問題があっても、いつの間にか解決してそうなイメージはある

真白 「高槻先輩以外の皆さんは、もっと危機感を持つべきだと思うんです」
昌   「高槻先輩だけ例外ってのが気に食わねぇけどな……」
菊菜 「さっきから私達のことばっかり言われてるけど、真白ちゃんはどうなの?」
真白 「………」

あ、固まった

菊菜 「真白ちゃんの目標とか聞いたことないしね」
昌   「じれったいのはお互い様だしな」
緑   「学力もそんなに高くないし……」
真白 「うぅぅ……」
泉   「人のふり見て我がふり直せって言葉を思い出したわ」
真白 「うぐっ!」

言いだしっぺ弱いな!
泉先輩の発案により、今日は仕事を放り出して個人に関する問題という問題を解決していこうと言うことになった  良いのかこれで……

菊菜 「んじゃまず誰のから行く?」
雪満 「菊部長からで」
菊菜 「即答したねぇ……」
雪満 「どうせ誰も立候補しないでしょう?」
菊菜 「だったらユキちゃんからでいいじゃない!」
雪満 「えーっ」
菊菜 「すごく『嫌に決まってるだろ』って意味が込められてる台詞ね……」
雪満 「普通嫌ですよ  菊部長だって嫌だから俺からやればいいって言ったんでしょう?」
菊菜 「正論だから厄介ね……」
雪満 「と言うわけで、菊部長どうぞ」
菊菜 「な、なら他の3人からで……」
昌   「そんな部長、遠慮しなくたっていいですよ」
菊菜 「遠慮をしたわけではないけどね!」
緑   「部長を差し置いて先にやるなんて出来ないですよ~」
菊菜 「むしろ差し置いてほしいよ」
真白 「言いだしたのは部長ですし、部長からやるべきですよね」
菊菜 「事の元凶はアナタだけどね!!」

結局菊部長からとなった  ちなみに真白ちゃんは、さっきの反撃で勢いを完全に殺がれていつも通りのテンションに戻っている

泉   「キクちゃんの問題は、目標ね」
昌   「思ってたんだが、目標って何の目標だ?」
真白 「えーっと、進学とか就職の目標……ですかね?」
菊菜 「何で疑問形……」
真白 「と、とにかく!  将来のことです!」
菊菜 「……何か難しい事言うねこの子は」
雪満 「まぁとりあえず考えてみましょうよ  菊部長はこの先どうするつもりなんですか?」
菊菜 「私は進学するつもりだよ~」
雪満 「どこに進学するんでしたっけ?」
菊菜 「ほら、6つ先の駅の近くの県立大学だよ~」
雪満 「え?  県立大学にするんですか?  認めたくないけど頭いいのに」
菊菜 「何か余計な部分があった気がするんだけど……」
雪満 「気のせいですよ」
菊菜 「まったく……  泉がそこに行くらしいからさ、私もついて行こうかな、って」
雪満 「泉先輩が?」

泉先輩は学年1位だ  頭の良さは折り紙つきである  東大だろうが何だろうが簡単に合格できるだろう  何でこんな高校に居るかは謎だ

緑   「その先は決まってるんですか?」
菊菜 「ううん、大学卒業後にどうするかは決まってないなぁ」
緑   「高3になってそれはどうなんですか……」
菊菜 「ん~、そう言われてもねぇ  なりたい職業だってこれと言ってないし」
雪満 「大学卒業後の事が問題ってことですね」
菊菜 「そうだねぇ」

問題は分かった  だが、コレを今ここで解決するのは難しいんじゃないだろうか  場合によっては、一生付き合って行くことになる職を、安易な考えで決めてしまっていいのかと言うのもあるし、他人に示唆されて決めるものではないからだ

泉   「確かに、もう遠くない社会に出てからのことを考えてないのは心配ね」
昌   「で、それを今から考えればいいわけか」
雪満 「いや、俺らが決めたって意味ないだろう  菊部長の事だし」
泉   「そうね、キクちゃんが決めるべき事なのだし、私達は助言をする程度にしましょう」
菊菜 「と言ってもねぇ……  やりたい仕事なんてないよ?」
泉   「じゃあ、キクちゃんの好きなものを言ってみるといいわ」
菊菜 「私の好きなもの?  当然お菓子」
真白 「当然と言うほど好きなんですか……」
雪満 「俺とお菓子どっちが―――」
菊菜 「お菓子」
雪満 「まだ言いきってすらないのに!?」
昌   「じゃあここの5人にお菓子を含めて優劣つけれるッすか?」
菊菜 「ん~……  上から、泉、緑ちゃんと真白ちゃん、お菓子、昌君とユキちゃんかな」
昌   「俺もお菓子以下!?」
雪満 「ちょっと待ってください!  コイツと同列ってのは納得いかない!!」
昌   「俺も同感ッすよ!  何で雪満なんかと同レベル扱いされてるんスか!」
菊菜 「何でって……同じぐらいだから?」
雪満 「ふざけないでくださいよ!  コイツと同じなんて今世紀最大の侮辱ですよ!」
昌   「お前のその発言が今世紀最大の侮辱だと思うがな!」
菊菜 「今世紀最大って……  大げさすぎでしょ……」
泉   「そこの二人に構ってるとずっと話が脱線しちゃうから、無視しましょう」
菊菜 「そうだね」
二人 『無視だけはやめてぇ!!』


泉   「話を元に戻すけど、好きなものがお菓子なのでしょう?」
菊菜 「うん  ユキちゃんより好きだよ」
雪満 「あの、それ何度も言うのやめてくれません?  結構傷つくんで」
泉   「やっぱり好きなものに関わる職に就いた方が、長続きするものよ」
菊菜 「でもお菓子に関わる職って?  私はケーキ屋ぐらいしか思いつかないけど」
泉   「それもどうかと思うけど……  お菓子が勝手に出来たりはしないでしょう?」
菊菜 「子供の頃は空から降ってくると思ってたけど……」
泉   「そんな昔のことを今ここで暴露しなくていいけど」
菊菜 「で、それがどうしたの?」
泉   「全部説明しなきゃいけないのかしら……」
緑   「つまりですね、製菓会社に勤めればいいんじゃないかって言ってるんですよ」
菊菜 「せいか会社……  せいか…成果、いや違う  ……聖火、これでもない…」

製菓会社の意味がわからないようだ  何か唸ってる

菊菜 「西夏、絶対違う……  製菓、……製菓会社  おぉ、成程!」
緑   「まさかここまで悩むとは思わなかった……」
菊菜 「でもさ、製菓会社に勤めたからってお菓子が食べれるわけじゃないよね?」
泉   「キクちゃんだって知ってるんじゃないかしら?」
菊菜 「何が?」
泉   「キクちゃんが持ってきているお菓子は、誰からもらったので、どういう物なのか」
菊菜 「隣のおじさんがくれた……  あっ!  そうか!」
泉   「そう  美味しいのか、食べれる物なのか分からない物を売るわけないでしょ?」
菊菜 「確かにアレもただでもらったって言ってた……」
泉   「それに、上手くいけば隣のおじさんに頼めば雇ってもらえるかも……」
菊菜 「うん!  私製菓会社に勤める!」

まさかこんなに簡単に、それも子供みたいな理由で釣れるとは思わなかった

さっきも言ったように、これは簡単に決めていいものじゃない  それは泉先輩もわかっているだろう  だから今のはあえて利点しか言わなかったんだ
もう落ち着いてるとはいえ、こうなるような状況を作った真白ちゃんが納得いかないような終わり方は出来ない  だから、真白ちゃんが納得いく形で終わらせるために、お菓子という餌を使って菊部長を誘導した  この場さえ凌げば、後で欠点を教えて考えを改めさせることも出来る  流石泉先輩といったところだろう

……よだれを少し出しながら夢見心地の菊部長を見ると、不安になってくるが

緑   「部長、よだれよだれ」
菊菜 「はっ!」

慌ててよだれを拭いて、真剣な顔をする  全然威厳を感じないのは仕方がないことだろう

菊菜 「さぁ!  次行こう次!」
雪満 「次ってーっと、俺とか昌とか緑とか真白ちゃんとかですか」
菊菜 「そうだよ  さぁ、始めようか!」
雪満 「そんな極少数にしか伝わらないモノマネはしなくていいですから」
菊菜 「で、誰の行く?」
緑   「じゃあ私からでいいですか~?」
菊菜 「緑ちゃんは……学力かぁ」

これまた一朝一夕で出来ないものだった  テストの点を取るだけなら一晩で十分な人もいるが、学力の上昇と言ってしまえば、これまでの積み重ねだ  1日でどうこう出来るものではない

緑   「出来れば物理や数学を教えてほしいかな……」
菊菜 「緑ちゃんは数学が苦手なんだったっけ?」
緑   「はい、数学とか物理とかがダメなんです  他は平均ぐらい取れるんですけど……」
雪満 「勉強に関しては約2名はあまり出来がよくないみたいだし……」

昌と真白ちゃんは顔を背ける  得意不得意は誰にだってあるモノだ、仕方ないだろう

雪満 「俺と菊部長と泉先輩でどうにかするしかないですね」
菊菜 「でも、教えたってすぐに頭がよくなるわけじゃないよ?」
雪満 「俺達の勉強方法を教えるんですよ  自分にあった勉強法さえわかれば、苦手教科でも
     次第に分かるようになるんです  だからその参考ってところですね」
菊菜 「なるほど……」
雪満 「じゃあまず俺から行きますね」
緑   「よろしく~」
雪満 「まずは数学だな」

緑がメモを用意する

雪満 「俺の考えだけどな、数学で重要なのは、理解することだ」
緑   「理解?」
雪満 「あぁ、理解だ  何でこんな数式になったかを理解すればいいんだよ」
緑   「やたら複雑な公式とかもあるけど、あんなの理解出来るの?」
雪満 「難しく考えることはないんだよ  足し算や掛け算あるだろ?」
緑   「うん」
雪満 「1+1は何で2になるかわかるか?」
緑   「え?  え、えっと………」
雪満 「簡単でいいんだよ  リンゴが1個、みかんが1個あって、2つを合わせると数は2個だ」
緑   「あ、そんなに簡単でいいんだ」
雪満 「あぁ  1つのものに、もう1つ加えると2になる  じゃあ2×4=8は?」
緑   「えっと、2個を1つのグループとして、それが4つあるから8個  これでいい?」
雪満 「正解  こんな感じに、分かる物ってのはその性質も理解出来てるってことなんだ」
緑   「でも、サインやコサインの性質を理解するのはスゴク難しいと思うんだけど……」
雪満 「分からないことを考えたって仕方がないさ  俺らの頭じゃそこまでわからない」
緑   「じゃあどうするの?」
雪満 「さっきの足し算と掛け算でいうなら、サインやコサインは数字なんだよ」
緑   「どういうこと?」
雪満 「1+1=2を難しく考えると、1や2が何で1や2なのかっていう哲学的なことにな
     るからな  何でサインとコサインなのかは、決めた本人にしか分からない」
緑   「いまいちよくわからないけど……」
雪満 「サイン÷コサイン=タンジェントって公式があるだろ?」
緑   「うん」
雪満 「これをさっきの掛け算みたいに考えるんだ  サインと言う数をコサインと言う数で
     割ると、タンジェントと言う数になる  こうやって考えるんだよ」
緑   「つまり、サイン・コサイン・タンジェントもそれぞれ数字だと考えるってこと?」
雪満 「そんな感じだな  公式さえ覚えて、まぁ説明不足かもしれないが理解さえできれば
     応用問題もそこまで悩むことはない、と思う……」
緑   「何かいきなり自信なくなってきてるね」
雪満 「説明してたら自分でも不安になってきたんだ」
緑   「えー……」
雪満 「菊部長にバトンタッチ!  俺は逃げる」
菊菜 「逃げるって?  えぇ!?  ちょっと、ホントにどこ行くのー!?」

部室から飛び出る  しばらく全力で走り、部室から死角になるとことまで行ってから普通に歩く  ホントはただトイレに行きたかっただけだ
部室に戻ると、菊部長の説明は終わっており、泉先輩の説明の番になっていた

泉   「数学を上達させるコツは、キクちゃんが言った通り数をこなすことなの」
緑   「ふむふむ」

どうやら菊部長は問題数をたくさん解いて、体で覚えるタイプの人のようだ

泉   「でも、参考書を買ってきて全部解く、とかじゃあダメなの」
緑   「何でですか?」
泉   「お金がかかるじゃない」
雪満 「そういう問題!?」
菊菜 「あ、おかえり~」
泉   「……続けていいかしら?」
雪満 「あ、スミマセン」
泉   「お金の方は冗談で、参考書じゃある程度の大きさがないと、問題数が少ないからよ」
緑   「じゃあどうするんですか?」
泉   「数学教師に体を売るなりなんなりして、各単元ごとのプリントももらえばいいわ」
雪満 「前半何か犯罪の臭いがする台詞が含まれてたような気が」
泉   「プリントは同じものでもいいから、出来るだけ問題数が多い物をもらってくるべき」
緑   「同じプリントじゃあ意味ないんじゃないですか?」
泉   「1日1枚やるとして、全部の問題の答えを覚えてられるのかしら?  それなら数学
      が出来なくて悩むこともないでしょう?」
緑   「あっ、そうか」
泉   「まとめると、各単元ごとの問題を1日10問  簡単でもいいから続けることね」
緑   「わかりました!」
泉   「これらの問題が簡単に解けるようになったら、応用問題を1日5問ずつ  毎日やれば
      人にもよるけど1ヶ月ぐらいでその辺はマスター出来るわ」
緑   「なるほど、ありがとうございます!」

流石泉先輩だ  問題の解き方じゃなく、具体的にするべき事を教えていた  これで緑の問題は(この場に限り)心配することはないだろう

菊菜 「これで緑ちゃんの学力の問題は解決だね」
雪満 「となると、次は……」
昌   「………ん?  あぁ、終わった?」
真白 「Zzz……」
四人 『……………』

二人とも完全に別の事をしていた!

雪満 「何でお前はゲームしてんだよ!」
菊菜 「真白ちゃんも起きて!」
昌   「あ、あぁ……スマン  何か3人が突然英語で喋り始めたから……」
雪満 「日本語だよ、どう聞いてもな!」
菊菜 「何で真白ちゃんは寝てるのよ!」
真白 「……え?  ラリホーマを唱えたのは先輩方3人じゃないですか」
菊菜 「唱えてないよ!」
雪満 「……まぁ何にしても、勉強の話はもう終わりだから」
真白 「そうですか、助かりました」
雪満 「助かった!?  何が?」
真白 「あのまま続けば、私は二度と目覚めなかったと思います」
雪満 「どんだけ強力なんだよ俺らの数学講座!  しかも効果が睡眠って悲しくなるわ!」
昌   「俺もあのまま続けば、終わるまでゲームしてたかもしれなかったぜ……」
雪満 「要するに勉強の話の間はゲームし続けるつもりだったって事だろ!?」
昌   「よくわかったな……」
雪満 「流石だな、みたいな含みを持たせて言わなくていいよ!  誰でも気付くから!」

昌のゲームの電源を落とし、真白ちゃんを起こす

雪満 「次は、昌の番だ」
昌   「俺?  別にいいけど」
菊菜 「昌君の問題は何だったっけ?」
雪満 「じれったい事だそうです」
緑   「また難しいのが来たね~」
昌   「放っておいてほしいんだがなぁ」
緑   「で、じれったいって何が?」
菊菜 「あー……」
雪満 「何がって、そりゃ昌がおま――」

途中で昌に口を防がれる
一体さっきから何を言ってるんだ意味が分からない、と言う人はとりあえず今までのを読み返すといい  と言うのはあまりに不親切なので簡潔に説明すると、昌は緑の事が好きなのだ  それに気づいてないのは緑本人だけで、他4人は全員知っている  あまつさえ、全く関係のない1年女子5名も気付いていたりする

昌の必死の抵抗により、本人に伝えるのはダメになった  元よりするつもりはないが、面倒と言えば面倒だ

雪満 「えーとだな、とりあえずじれったいんだよ、うん」
緑   「とりあえずじれったいって……どういう意味?」
雪満 「何かにつけて判断するのが遅いんだよ、多分」
緑   「語尾に多分とかつけられるとスゴく反応に困るんだけど……」
雪満 「気にするな」
緑   「ん~……  クラスでのを想像すると、全然そんな感じはしないんだけど……」

昌がじれったいのは緑のせいでもあるのだが、本人はそんなこと夢にも思わないだろう

緑   「で、それをどうにかすればいいの?」
菊菜 「一応、そういうこと」
泉   「それについて遠見君はどう思ってるのかしら?」
昌   「放っておいてほしいっすね  これは俺の問題で、他人に頼る気はない」
泉   「だそうだけど  どうするの真白ちゃん」
真白 「……分かりました  私も、この手の話題には口出しされたくありませんし」
緑   「あんなにキッパリ言い切れるのに、どこがじれったいんだろう……」

昌が断り、それを真白ちゃんが承諾した  つまりこの話はこれで終わりなんだろう  本人の意思を無視することは出来ない  笑って済ませれる話なら無視することもあるが

雪満 「んじゃ次は……」
緑   「雪満の番だね!」
真白 「そうですね、雪満先輩の番ですよね」
雪満 「え?  まだ真白ちゃんだって……」
菊菜 「真白ちゃんのは私・緑ちゃん・昌君と同じだからね」
泉   「真白ちゃんの問題を解決できないことは、ユキ君が一番よくわかってるんじゃない?」
雪満 「そうかもしれないですが……」
昌   「往生際が悪いぜ  順当に考えればお前の番になるんだ  逃げれると思うな」

みんな何故か俺の番だけ張り切って(?)いる  一体何だってんだ
俺の意志を完全に無視し、話が進められてしまう

菊菜 「ユキちゃんの問題は、後ろから刺される事だったよね」
真白 「そうですね」
雪満 「ちょっと待ってくれ  何で後ろから刺されるのかが俺には全く分からない」
緑   「そりゃあ……ねぇ?」
雪満 「ねぇ?とか言われても分からないから!  一体誰に刺されるんだよ!」
泉   「遠見君ね」
昌   「だな」
雪満 「何で!?  何で昌もそこで頷くんだ!?」
真白 「自分の立場をしっかり理解した方がいいですよ」
雪満 「この部の部員、2-Cの生徒の一員ぐらいしか思い当らないが」
菊菜 「…………はぁ」
雪満 「思いっきり溜息つきましたねぇ!!」
真白 「そんなだから、遠見先輩に後ろから刺されるんですよ」
雪満 「まだ刺されてないから!  これからも刺される気ないから!!」
昌   「そんなんだから、夢とか見るんだぜ」
雪満 「事実刺されてねぇよ!  ここは紛れもない現実だよ!」
菊菜 「そんなのだから、頭がよくなっちゃうんだよ」
雪満 「別に悪いことじゃないですよね!?」
緑   「そんなのだから、不幸なんだよ」
雪満 「余計な御世話だよ!」
泉   「……はぁ」
雪満 「何で溜息つかれたの!?」
泉   「それは、ユキ君本人が一番よくわかってるんじゃない?」
雪満 「全く分からないんですが!?」
菊菜 「ちゃんと自分で考えるべきだよ  人に頼ってばっかりじゃいけないんだよ」
雪満 「菊部長に一番言われたくない事言われた!」
昌   「ちゃんと自分で考えるべきだぜ  人に頼ってばっかりじゃ――」
雪満 「お前にも言われたくねぇよ!」
泉   「ちゃんと自分で考えるべきよ  人に頼ってばかりじゃ意味ないのよ」
雪満 「またかよ!  そもそも必死に考えたけど分からなかっただけですよ!」
真白 「そんなのだから―――」
雪満 「それはもういいよ!  そろそろ具体的な解決策を考えてくれよ!」
菊菜 「解決策ねぇ……」
緑   「そうだね……」

全員 『……………』

昌   「……………刺されるしかねぇな」
菊菜 「刺されるしかないね……」
雪満 「何で俺の時だけ解決策なし!?  大人しく死ねってか!」
泉   「落ち着くのよユキ君  誰も死ねだなんて言ってないわ」
雪満 「これで落ち着けってのは無理があると思うんですが!」
昌   「高槻先輩の言うとおりだぜ  誰も死ねなんて言ってない」
菊菜 「そうだよ雪ちゃん、誰も死ねだなんて―――」
雪満 「何度も同じこと言わなくても分かりますから!」
昌   「刺されるしかないが、別に死ぬわけじゃないだろ」
雪満 「刺されるのは結局回避不能なのか!?」
昌   「回避不能だ」
雪満 「断言するなよ!」
昌   「だから何度も言わせるなよ、別に刺されたって死にやしねぇよ」
雪満 「死ぬことより、まず刺されるところから嫌なんだが!」
昌   「まぁ俺なら全力でお前を突き刺すが  主に左胸辺りを」
雪満 「殺す気満々じゃねぇか!!」
菊菜 「まぁまぁ」
雪満 「まぁまぁ、で落ち着くと思ってるんですか!?」
菊菜 「いや全然?」
雪満 「でしょうねぇ!!」

ここで俺はふとあることに気付いた

雪満 「なぁみんな」
菊菜 「どうしたの?  ついに刺されることを受け入れた?」
雪満 「それについては一生受け入れませんよ!  そうじゃなくてですね」
緑   「どうしたの?」
雪満 「真白ちゃんが言ったのは危機感を持つことであって、解決することじゃないのでは?」
五人 『あ』

沈黙

雪満 「つまり、問題を解決するのと危機感を持つのは、全く別の事ですよね」
菊菜 「そうだね……」
雪満 「今日俺らがやってきたことって、全部お門違いってことになりますよね」
菊菜 「…………」

俺たちが今日やってきたことは無駄ではない  だけど、結局のところ危機感を持つのとは別の事である  むしろ危機感を持つべき要因を排除して行ったことになるだろう
とは言っても、どれも確定的な結果は出ていないので、言ってしまうならば今日は何もしていないのと同じことになるのだ

真白 「あっ、もうこんな時間ですよ」
雪満 「え?  ホントだ、もう6時か」
泉   「じゃあ今日はもう終わりにしましょうか」
菊菜 「そうだね~」

こうして今日の部活は、少し納得ないかない形で終わることとなった
泉先輩は用事があるとのことで先に帰ってしまい、残り5人が部室の鍵を閉めた時のこと

菊菜 「今日の泉、何か変じゃなかった?」
雪満 「そうですか?」
菊菜 「私達の問題を解決するように言ったのも泉だし」
雪満 「そういやそうでしたね」
菊菜 「戸締りなんてたいして時間かからないんだから、それぐらいやればいいのに……」
雪満 「まぁ別段急いでると言う雰囲気はありませんでしたが」
真白 「そう言えば、今日はかなり積極的に話し合いに参加してました」
雪満 「いつも消極的と言うより、必要な時だけ口を出すって感じだけどな」
昌   「何かやりたくない題材だったんじゃねえの?  だから別の話で流したんじゃねえ?」
菊菜 「でもあの泉だよ?  別に危機感を持つことなんて何もない気がするけど……」

みんなが考え始める  泉先輩がこの話をしたくなかった理由か……  先に言った通り、泉先輩は何か問題があっても、すぐに解決してしまいそうなイメージがある  俺には泉先輩が話を逸らした理由がわからなかった

緑   「あっ……」
菊菜 「どうしたの?  何か思いついた?」
緑   「うん、多分だけど」
昌   「結構気になるな」
真白 「私も興味あります」
緑   「えっと……」

緑が躊躇いながらも、泉先輩が話を逸らした理由を語る

緑   「……多分、出番」

全員 『………………………』






全員速やかに帰宅しました
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秀策@ユキナ

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