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何が嫌って壇上に立つ事が嫌

Category: 自作小説  

どもども秀策ですよ~





ここ最近することがなくて非常に困ってます  だってアレですよ、家に居ると麻雀とTSとブログページとUNNECESSARYしか開いてませんし、外に出ても本屋しか行ってませんよ  一端の高校生がこんなんでいいんでしょうか?  たぶんダメでしょうね


さてさて、木曜日に始業式があって、めでたく春休みは終了です  課題もほとんど終わらせたし、月曜日が終われば今年の春休み関連の事象とは全ておさらばです
要するに学校が始まったんですが、春休みが終われば年度が変わる  というわけで新年度です  新入生が入ってまいります  個人的な感覚としては、2年生はまだ1年生ってな感じなんですがね  まぁ先輩面してこんな事言ってもどーにもならないのでさっさと話を進めます
新入生が入ってくる=部活動勧誘がある、です  部長の私は2度も壇上に上がって演説せにゃなりません、意味が分かりません
茶華道部として壇上に上がって、『え、何?  アイツ茶華道部なの?  顔に合ってねーなwww』とか言われた後、文芸部として壇上に上がって『あれ?  アイツさっきも演説してなかったっけ?』とか思われるわけですよ  やってられませんですね

誰か代わりに出てくれないもんでしょーか?




さて、ちょっくらブログ報告
バナーに『ウブスの海にたゆたう月』追加  『D&DR』削除
リンクに『樹は蒼き夢を見る』『ネカマですが何か?』『1からTS』『島だぬき』『まきほけ』『abendständchen』『寝オチ龍は名探偵』『BARミラ子情報局』『新・自堕落生活のススメ』『てきログ。』追加

お世話(?)になってるブログは半分ぐらいリンクへ放り込みました(‐ω‐
幾つか勝手に放り込んだものがあるので、勝手に貼ってんじゃねえよ!というところは外します
今後も接点のあるブログは勝手に追加したりするかも  その場合は報告しますので、不満ならコメでも直接でも




TS行きましょーか

カバリンピックが終わり、一息つけるかと思ったところで新たなイベが始まりました  ロリコンネイトなんて蒸発すればいいのにね?
ネイトに罪はあってもリリアに罪はありません  なのでイベ開始  でもリリアってペット以外は可愛く見えないんですよね、困ったもんです

なんか話を聞く限りでは、最初に見つけた人の願いが叶う桜の木を探しているのだとか  見つけたら見つけたでネイトとリリアが結ばれるってことですよね、要するに  だったら見つからなければいいのに
とりあえずクエは進めます  持ってくる物は極上の桜餅と地図です  まず極上の桜餅を手に入れる為にタンゴのモンクエを達成しなきゃいけません






972.jpg






だそうです  桜餅を作るためだけのあずきって一体何なんでしょう?  別に他の物を作ったっていいじゃないですか  まぁ集めてこいと言うなら集めてきますけどね  にしてもクエの条件があくまでも各種のエッグスペクターの討伐であって、あずきを集めてこいってわけじゃないのが不思議な話
まぁとりあえず1回断っておきましょう






973.jpg







えっ何これ可愛い  とまぁそんな事は置いといて、久々に感動しましたね
大抵モンクエやクエを断ると罵倒・挑発・脅迫をされるのが常なのですが、タンゴは素直に懇願してきました  珍しすぎます
モンクエを達成し、リリアのクエも達成  これで精霊の眠る丘へ行くことが出来ます






974.jpg






こうするとなんか神社に奇襲をかけようとしてるみたいに見えますよね




今日はコレだけ~  イベクエの話は次回に続きます  というか、幾つかSS取り忘れたので別キャラでクエをやるってだけの話なんですがね
あと、極上の桜餅募集中です  材料でも桜餅本体でも構いません  余ってしまって、要らないという方は是非譲ってください  くれた方にはもれなくリンゴが後頭部めがけて飛翔します
おまけ↓







975.jpg






時折ライブらしき何かをやってます、誰かが  まったく知らない人です  まぁこういったものに自分から首を突っ込んで行くのが人との接点が増える事に繋がるんじゃないでしょうか?


小説書き終えました  何が悪いって、私の集中力のなさが悪い  話数で数えるとこれが32話になるそうです  そんなに続いてませんね  そろそろ季節ネタ解禁にしないとネタがホントにない



んでは~

ノシシ☆ミ
 
*****************************************



H.R、と言う文字を見たことがあると思う  ホームルーム(Home Room)という授業のスペルの頭文字をとって、H.Rである  それが何をする授業なのかと言うと、学校行事に関することであったり自習であったり………授業内容はさまざまである
この学校では、H.Rは月曜日の5時間目と全クラス一律で決まっている  何故月曜日なのか、何故5時間目なのか、その疑問を持った人は数少なくはなかった  と言うわけで先生に聞いてみたところ

『お前ら、月曜日の飯食った後なんか授業できねーだろ?』

などという、生徒にとっては至極真っ当な理由をとある先生が言ったのである  人柄的に信用できる人かどうかは置いといて、他に理由が見当たらなかったため生徒達はそれで納得していたのである


そんな月曜日の5時間目、H.Rの時間


優輝 「今日はえーっと、体育祭の各レースの出場選手を決めるぞー」

体育祭  毎年行われる学校行事の1つだ  生徒にとっては祭りのような認識である体育祭は、特に運動が得意でなくても気分が高揚する  それの一番の理由は、授業をしなくていいというものだろう  俺はそう思っている

優輝 「お前ら盛り上がってんなー  俺はかったるくて仕方がないってーのに  ……まぁ
     いい、今から黒板に書く種目で、出たいのを決めろよ  10分で決めねーと俺が勝手
     に決めるからな」

そう言って書き並べられて行く種目内容  全部で10種目ある

障害物競争  100m走  4×200mリレー  1500m走  玉入れ  狩り物競争  騎馬戦  二人三脚   綱引き  棒倒し

雪満 「狩り物競争!?」
優輝 「騒ぐな冬原  お前の出場種目は余ったやつ決定な」
雪満 「別に構いませんけど……  それより狩り物競争って何ですか?」
優輝 「読んで字の通りだ」
雪満 「それで理解出来れば聞いてません!」
昌   「え? お前わかんねーの?」
雪満 「お前は分かるのかよ!」
昌   「当然だろ?  みんなも分かるよな?」

昌が大きな声でクラスのみんなに聞く  みんなは当然、といった顔で頷いた

雪満 「俺か?  おかしいのは俺なのか!?」
昌   「この状況だとそうだろ」
雪満 「いや待て、俺は何もおかしくない……  狩り物競争なんて種目は聞いたこと……」
優輝 「あ、字ぃ間違えてるわ」
雪満 「………」

東先生が狩り物競争の字を借り物競争に訂正する  皆は「やっぱりな」といった顔をしていた

昌   「お前は借り物競争も知らねぇのか?」
雪満 「知ってるさ、あぁ知ってるとも!  俺が間違ってたよ!」








緑   「って事があったんですよー」
雪満 「なんでその話してるんだよ……」

俺が部室の扉を開いた時、緑は先輩達にH.Rでの出来事を話していた  昌以外は笑っている  自分が真剣だった事をネタとして笑われて喜ぶような変な性癖は持っていないが、まったく無反応というのも気に障るものだ

菊菜 「結局。雪ちゃんは何の種目で出ることになったの?」
雪満 「ホントに余り物でしたよ  障害物競争と騎馬戦でした」
菊菜 「あれ?  私達のクラスじゃその2つを希望する人が多かったのに」
泉   「クラスによって人気な種目はそれぞれ違うものよ」
菊菜 「そうなのかな~?  真白ちゃんのクラスはどうだったの?」
真白 「私のクラスは……綱引きとか人気でした」
菊菜 「雪ちゃんのとこは?」
雪満 「俺関係なかったんで寝てました」
菊菜 「………緑ちゃん、どうだったの?」
緑   「こっちのクラスはリレーと100メートル走が人気でしたよー」
菊菜 「へぇ~、結構違うもんなんだねぇ」
雪満 「真白ちゃんや先輩方は何の種目に出るんですか?」
菊菜 「私は玉入れと借り物競争!」
泉   「障害物競争と100m走よ」
真白 「玉入れと棒倒しです」
菊菜 「緑ちゃんと昌君は~?」
昌   「俺は二人三脚と騎馬戦っすよ」
緑   「私は1500m走と二人三脚ですー」

みんな結構分かれていたようだ  ちなみに俺と昌は同じ騎馬(上か下かは未定)、昌と緑はペアで二人三脚をやるらしい

菊菜 「よしっ、じゃあ今から体育祭に向けて練習しよう!」
雪満 「部活は?」
菊菜 「休み」
雪満 「えーっ」
菊菜 「私思うんだけどね、毎日毎日律儀に部活をやる必要はないと思うのよ」
雪満 「まぁ確かに運動部じゃありませんしね」
菊菜 「だから、今日は部活休み!  運動しよう運動」
雪満 「部活が休みなら帰ってもいいですよね?」
菊菜 「ダメ」
雪満 「えーっ」

そんなわけで女子が着替えるとか言われ、部室を追い出されてしまった  別に鍵までかけなくてもいい気がするのだが……俺たちは信用されてないらしい
着替えが終わったらしく、皆が部室から出てくる

昌   「練習っつってもさ、みんな出る種目違うのに何を練習するんッスか?」
菊菜 「それぞれ違うことしたらいいんじゃないかな?」
昌   「適当っすね……」
菊菜 「というわけで、それぞれ思うように練習開始!  帰ったら罰ゲームね」

俺の方を見てそう言った  釘を刺されてしまっては仕方がないので大人しく運動することに
だが、することがないのもまた事実だ  騎馬戦は3人1組だし、昌と2人だけじゃ練習することも出来やしない  かと言って障害物競争に向けて練習するにも、障害物がない限りはどうしようもない  障害物を作るのは、生徒会とそれ以外の一部の生徒だ  どんな障害物にするのかは想像もつかない

仕方がないので、みんなが練習してるのを冷やかしに行くことにした  まずは近くに居た菊部長のところへ

雪満 「菊部長は何の練習するんですか?」
菊菜 「私は真白ちゃんと一緒に玉入れの練習だよ~」
雪満 「で……手に持ってるグローブと白球は何ですか?」
菊菜 「見たとおり、グローブと野球ボールだよ?」
雪満 「まぁそうですけど……  それで何をするつもりなんですか?」
菊菜 「キャッチボール」
雪満 「出来ればそうでなかってほしかった………」
菊菜 「何で?  玉入れで玉を投げるんだから、キャッチボールでいいじゃん」
雪満 「菊部長がそれでいいっていうなら構いませんけど……」
菊菜 「それじゃ、行くよ真白ちゃーん!」

ポイ  ヒョロヒョロ~  パスッ

真白 「こっちも行きますね」

ポイ  ヒョロヒョロ  パスッ

菊菜 「どんどん行くよ~!」

ポイ  ヒョロヒョロ~  パスッ
ポイ  ヒョロヒョロ  パスッ
ポイ  ヒョロヒョロ~  パスッ
ポイ  ヒョロヒョロ  パスッ

雪満 「こんなの玉入れの練習じゃねえええええええええええ!!」
菊菜 「な、なにっ?  どうしたの雪ちゃん」

ヒョロヒョロ飛び回るボールを見ていると、耐え切れずに叫んでしまった

雪満 「こんなんで玉入れの練習になったら誰も苦労しませんよ!」
菊菜 「そ、そうかな……?」
雪満 「玉入れなんだからボールをキャッチしたりしないんですよ!  その時点でキャッチ
     ボールは間違ってるんですよ、名称的にも!」
菊菜 「じゃあ何をしろって言うの?」
雪満 「ちょっと待っててください」

俺はテニス部に行き、テニスボールを20球程貸してもらう  その後、体育倉庫に置かれている簡易バスケゴールを取り出し、菊部長の元へ戻る

雪満 「これで練習すればいいじゃないですか!」
菊菜 「おぉ!  確かにこっちの方がそれっぽい!」
真白 「雪満先輩、ありがとうございます」
雪満 「下にかごを置いとけば、いちいち集めなくていいでしょう  ボールがなくなったら
     かごを交換するだけ  本番では板がないから、ノーバンで入れる練習してください」
菊菜 「わかった、ありがと~」
雪満 「逸れたらちゃんと取ってきてくださいよ  失くすと怒られるの俺なんですから」

そう言って、俺はその場を立ち去った  昌が居たので次は昌を冷やかしに行く

昌   「お前なんだかんだで面倒見いいんだな……」
雪満 「ん?  何がだ?」
昌   「分からないならいい」
雪満 「ところでお前は何の練習してるんだよ?」
昌   「スタートダッシュの練習だ」
雪満 「スタートダッシュ?  お前って確か、騎馬戦と二人三脚じゃなかったっけか?」
昌   「そうだが、それがどうかしたのかよ?」
雪満 「いや、緑は?」
昌   「軽く走ってくるって言ってどっか行った」
雪満 「何でそれを見送ったんだよ!?」
昌   「何で引き留める必要があるんだよ?」
雪満 「二人三脚の練習をするためにだよ!  一人で練習できねーから、二人三脚!」
昌   「なっ……お前、二人三脚の練習なんて出来るわけねーだろ!」
雪満 「なんでだよ?」
昌   「……恥ずかしいじゃねーか」

コイツは正真正銘のバカか!!

雪満 「……いつもと違って謙虚じゃねーか」
昌   「うるせぇ!  そりゃ緑とペアになれて嬉しいさ!  嬉しいけど、別にそういう
     つもりで二人三脚を選んだわけじゃねえから、心の準備というものがだな……」
雪満 「2人並んで走るだけだけどな……」
昌   「走るだけって、アレがどれだけ体を密着させるものか知ってんのか!」
雪満 「心の準備をする必要がない程度には密着しないってことは知ってるよ!」
昌   「相手はあの緑だぞ?  わかってんのか!?」
雪満 「わかってるよ!  だから何だってんだよ!」

不毛な言い争いをおよそ5分続け、動いたわけでもないのに疲労感が溜まってきたので中断した

雪満 「で、お前は結局何するんだっけ?」
昌   「スタートダッシュの練習だ」
雪満 「何でスタートダッシュなんだ?」
昌   「俺はそこそこ足は速いし、持久力もあるんだよ  でもスタートダッシュには自信が
     なくてな、そこを強化しようと思ったわけだ」
雪満 「建て前はわかったから本音をどうぞ」
昌   「紛れもない事実だ!」
雪満 「何言ってるんだよ、前半は完全に嘘だったじゃん」
昌   「何で嘘だと言い切れんだよ!?  結構足速いぞ、俺!」
雪満 「お前100m走何秒ぐらいだったっけ?」
昌   「一番新しい記録で、13秒22」
雪満 「ダメだな、全然遅い  伊東○司ぐらい速くないと」
昌   「誰だそれ!?」
雪満 「知らないのか?  100m走で歴代日本記録を持ってる人だ  100m10秒フラット」
昌   「知らねーし、そんなの無理だ!」
雪満 「だったら遅いとしか言えないな」
昌   「それだとほぼ全ての日本人が遅いことになるっての!  まず基準がおかしいだろ!」
雪満 「まぁいいよ  自称速いってことにしといてやるよ」
昌   「この上ないぐらい嫌な同意の仕方だな!!」
雪満 「不満でもあるのか?」
昌   「不満しかねーよ!!」

昌を弄るのはこの程度にしてそろそろ本題に戻る事にする

雪満 「で、要するに自信のないところを伸ばそう、ってことか」
昌   「要さなくてもまんまその通りの事を言ったんだがな……」
雪満 「っつーかさ、スタートダッシュの練習しても無駄じゃね?」
昌   「何でだよ?」
雪満 「二人三脚だったらさ、スタートの速さより二人でタイミングを合わせる方が大事だろ
     いくら速くスタート出来ても、相方も同じように走らないと結局減速するだろ」
昌   「でもその相方は緑だぜ?」
雪満 「…………」
昌   「むしろ俺が緑のスタートダッシュに合わせれねーと、ダメな気がするんだが」
雪満 「それもそうか……」
昌   「だろ?  俺の方が足手まといになってんだから、その差を少しでも詰めねーと」
雪満 「いや、結局のところお前が緑と一緒に練習すれば……」
昌   「それは無理!!」

そう断言し、スタートダッシュの練習を始めた昌  無駄とは言わないが、ものすごく違う方向に努力してるような気がしてならない  まぁ言っても聞かない奴だし放っておく事にしよう

緑   「雪満は何の練習してるの?」
雪満 「うおっ!?  いつからそこに?」
緑   「今さっきだけど……」

昌と入れ違いで緑がやってきた

緑   「で、何の練習してたの?」
雪満 「えーっと……漫才の練習?」
緑   「なんで漫才?」
雪満 「俺にもよくわからん」
緑   「………」
雪満 「んなことより、緑は何してたんだ?」
緑   「私?  私は1500m走に向けて練習してたの」
雪満 「二人三脚の方はいいのか?」
緑   「私も練習しようと思ったんだけどね~  遠見君は一人で頑張ってるから邪魔しちゃ
     悪いなって思って」
雪満 「………そうか」

昌、お前って本当に報われないな……

雪満 「どんな練習してるんだ?  やっぱり長い距離を走るだけ?」
緑   「ううん、200mを6・7割ぐらいで走って、少し休んでまた走っての繰り返しだよー」
雪満 「長距離走なのに?」
緑   「長距離じゃなくて中距離だけどね  1500m走はペース走をやるのがいいんだよ」
雪満 「1500mって中距離走だったのか」
緑   「うん、一般的には800mから5000mまでが中距離走ってことになってるよ」
雪満 「ってか、今から練習してタイム上がるもんなのか?」
緑   「多分上がらないだろうねー  私がウォーミングアップみたいなものだよ」
雪満 「ウォーミングアップってことは、本来の練習方法とは違うのか?」
緑   「ホントなら時間をしっかり決めてやるのがいいんだけど……  時間がないからね」
雪満 「よし、俺も一緒に走ってみるかな」
緑   「ん?  どうしたの急に」
雪満 「いや、単純にやることがないから」

というわけで俺も緑の練習をやることにした  理由はもちろん、やることがないからだ
まずはコースの確認  格技場の周りを2周するとおよそ200mだそうだ
グラウンドは陸上部が使ってるので使えないそうだ  緑は頼めば一緒に練習させてもらえるそうだが、流石に俺もというわけにはいかないだろう
次に練習方法の確認  格技場を2周したら1週歩いて休憩  それの繰り返し




雪満 「もう………無理………」
緑   「もうバテたの?  体力ないな~」

練習方法を確認した後、俺は緑と共に走ってみた  最初は全然バテはしなかったのだが、4・5回目ぐらいからタイムが落ちてきて、10回目にはもう3割程度のスピードしか出なかった
ちなみに10回目の時点で緑とは6回分の差をつけられている

雪満 「これって……こんなに疲れるものなのか……」
緑   「まぁ15回もやればそりゃね~  毎日やるんだったら、5・6セットぐらいでいいよ~」
雪満 「先に言うべきじゃね!?  ってかなんでこんなにやったんだよ!?」
緑   「私は体力が続く限りやるつもりだったし……」

どうやら体力の時点で圧倒的な差があるみたいだ  それもそうか

緑   「私はまだ続けるけど……どうする?」
雪満 「情けないけどここでギブアップ  流石にもう無理だ」
緑   「わかった、またやりたくなったら声かけてね~」

誰がやりたくなるのかはわからないが、俺は生返事を返しておく  しばらくその場で休んでから、その場を立ち去る事にした
次に向かったのは泉先輩のところだが……何故か見当たらない

泉   「誰を探してるのかしら?」
雪満 「うおぁ!?」
泉   「左右だけじゃなくて、ちゃんと上下と後ろも探さなきゃいけないわよ?」
雪満 「後ろや上はともかく、地上を歩いてるのに下を探す必要あるんですか……」
泉   「誰が『ここ』を地上と決めたのかしらね?」
雪満 「多分どっかの偉い人ですよ  言葉遊びは後でお願いします」

泉先輩は何故か木の上にいた  携帯を持っているところを見ると、誰かと連絡でも取っていたのだろうか

雪満 「そんなところで何してたんですか?」
泉   「雪君が知るにはまだ早いことよ」
雪満 「なんですかそれ………」
泉   「そんなことよりユキ君、丁度いいところに現れたわね  今から勝負しない?」
雪満 「勝負?  何のですか?」
泉   「単純なレースよ  北校舎の1階西階段の前から廊下を走って行って、東階段で4階まで
     上がる  そして西階段を使って4階から1階まで降りてきてゴール」
雪満 「別にいいですけど……いきなりどうしたんですか?」
泉   「体育祭では敵同士になるから、その下見ってところよ」
雪満 「それ本人の前で言うことじゃないですよね……」
泉   「いいじゃない、ユキ君だって私の下見が出来るのだから」
雪満 「そうですけど」
泉   「じゃあ決定ね  早速行きましょう」

俺は泉先輩と北校舎へ向かう  北校舎の説明は以前したとおりだ  気になる人は23話ぐらいを見直してみるといいだろう
北校舎の西階段の手前に着く

雪満 「確か部活中の人達がいますよね?」
泉   「そうね  人にぶつかったりしたらその時点で負けね」
雪満 「勝敗あるんですか……」
泉   「もちろんよ  障害物競争の練習なのだから、人という障害物にぶつかったらダメよ」
雪満 「負けた時の罰ゲームは?」
泉   「今回はなし  下見だって言ったでしょう?」
雪満 「そうですか、そりゃよかった」
泉   「さて、どっちから先に行く?」
雪満 「俺はどっちでもいいですよ」
泉   「じゃあ私から行かせてもらうわね  タイムとスタート合図よろしく」
雪満 「わかりました  準備は?」
泉   「必要ないわ」
雪満 「じゃあいきますよ  よーい……スタート!」

泉先輩が廊下を走って行った  どーでもいいけど、校則違反じゃないのかコレ
1階には人がおらず、ただ直線を走り抜けるだけだった  2回以降は確認できないので反則をしようと思えば出来るだろうが、流石にする気はないし泉先輩もしないだろう
4階には美術室と特別教室がある  特別教室はいわゆる補習室だ  出来ればお世話になりたくない部屋である
美術室と美術準備室、特別教室に生徒会室以外は何もない  生徒会室の目の前を走り抜けるなんてそれだけで生徒会に喧嘩売ってるようなもんだが、生徒会と風紀委員は別物だ  対して気にする事でもないだろう
そんな事考えていると泉先輩が階段を駆け下りてきた

雪満 「1分13秒ですね」
泉   「速いのかどうかわからないわね  次はユキ君の番よ」
雪満 「わかりました  いつでもいいですよ」
泉   「じゃあいくわよ  よーい…スタート!」

スタートと同時にダッシュする  階段を上ってからだとスピードがでないので、そこまでが勝負の決めどころだ
廊下を走り抜け、階段を上るために右に曲がったところで足を止めてしまった

階段の手前には赤コーンと、『立ち入り禁止』の張り紙があったのだ
一瞬戸惑ってから、これも障害物なんだと気付く  泉先輩が階段を降りてきたということは、上ったことは間違いない  赤コーンを無視して階段を駆け上がった

2階から3階への踊り場で切り返したところで、1~3段目にプリントが落ちていた  性格には無造作に置かれていたと言うべきだろうか  踏まないよう、4段目に飛び乗る  これでまたタイムロスだ

4階まで駆け上がり、廊下を走る  人は誰も居なかった  美術部や生徒会役員しかいないのに、廊下に人がいる方がおかしいだろう  泉先輩は何で人にぶつかったらダメなんて、痛あああああああ!!
痛さで立ち止まってしまう  足に何かが当たったのだ  振り返って見てみると、そこには柔道で使う帯が落ちていた  帯の端からはゴム紐が伸びていて、特別教室の中まで続いている

罠の事は後回しにする  先にこのレースを終わらせるべきだろう  廊下を走り切り、階段を走り降りて行く
4階と3階の踊り場を切り返し、階段へ足を出した時に気がついた  全ての段に大量のピン球が置かれていたのだ
急に止まる事が出来ないのは車だけではなく、人もなのだ  俺は出来るだけ無理をして3階まで飛び降りようとしたが、いきなりそんな事が出来るわけがない
結果、ピン球の上に飛びおりる事になり、バランスを崩した俺はそのまま転がり落ちる

雪満 「こんなんありかよおおおおおおおお!!」

ピン球のおかげで流されるように落ちたのだけは不幸中の幸いだった  おかげで怪我は少なかったが、タイムロスには変わりはない
立ちあがってすぐに階段を駆け降りる  ようやく1階までたどり着いた

泉   「1分37秒  お疲れさま」
雪満 「ホントにお疲れですよ……」
泉   「どうだったかしら?  この障害物競争は」
雪満 「………後半が特に酷かったです」
泉   「あのピン球に引っ掛かったのね」

くすくすと笑い始める泉先輩

雪満 「笑いごとじゃないんですけどね……  これ準備したの泉先輩ですか?」
泉   「私の知り合いよ  よく出来てたでしょ?」
雪満 「障害物じゃなくて完全に罠でしたけどね……」
泉   「まぁいいじゃない  そろそろキクちゃんも飽きる頃だし、部室に戻りましょうか」
雪満 「………もうちょっと休憩させてください」


しばらく休んでから、部室に戻る  泉先輩の言った通り、菊部長はホントに飽きて部室に戻っていた  道具は全部まとめて部室の前に置いてあるので問題はないだろう
泉先輩が部室に入り、俺もその後に続く

雪満 「ただいまー……って」

よく思いだして欲しい  俺たちはどんな格好で運動していたのかを  そして運動が終わってから、何をするのかを
目の前には泉先輩を除く3人の女子が着替えをしている光景があった

緑   「…………雪満?」
雪満 「……………スミマセンでした」

急いで部室から出てドアを閉める  悲鳴が聞こえてきたのは、きっと幻聴ではないだろう




この後約30分に渡り真白ちゃんと緑と菊部長による制裁を受けたのは、言うまでもないだろう
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 2010_04_11

Comments

No title 

バナー使ってくれてありがたう!
うちのバナーを使ってくれたのは多分君が初めてだ!

しかしタンゴの反応可愛いな。
冠崎遙菜  URL   2010-04-11 19:18  

No title 

こんばんはですw
リンクありがとうございます><
ちなみに自分のとこはリンクフリーってことに
してあるので、問題ないですwww
こちらからもリンクさせて頂きます~

タンゴかわいいですね´ω`)
演説ガンバってくださいb
応援してます(ぇ
牧歩  URL   2010-04-12 00:59  

No title 

あずきだけないですがそれでもよければ桜もちの材料お渡ししますよ~。
って言ってもどこで何時にお渡しすればいいんだろう...w

リンクありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。
島だぬ  URL   2010-04-12 23:27  

Re: No title 

>>冠ちゃん

だって可愛いんだもん! これに限る

タンゴは是非ペット化するべきだそうするべきだ


>>牧s

演説応援されてもする事って言ってもすることは勧誘だよ?


>>島だぬ

今日からのCPを見て、本当に渡してもいいと言えるのかな(‐ω‐

こちらこそよろしくだよ~
秀策  URL   2010-04-13 19:40  

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