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そりゃね、反省はしてるよ?

Category: ゲーム  

どもども秀策ですよ~






前回にお休みするって言いましたけど、ちょっとだけ時間が出来たのでその間にちょっとだけ書く事にしました


お休みの理由は、なんか知らないけど旅行に行く事になりました  どうせなら日帰りにしてくれればいいのに、これじゃあBARミラ子にすら行けません
日曜人狼はおそらく参加出来るという事と、あと漢検準2余裕でした



いつぞやサボった時のようにコレだけで終わりになりますけど、宣言した事は守ろうと思います  追記にUNNECESSARY小説うpっときますね
みんなが追記のUNNECE見る前に一言





スミマセンでした






んでは~

ノシシ☆ミ
 


「レイト!お前の連れだった奴だよ!」



「ッ!!!??」
俺の連れだった奴といえば、サキしかいないけど・・・ッ
「冗談だろ!?サキが一般人を襲う筈・・・。」
「知るかよそんな事!!ピンクの髪で!最近やって来た異端者狩りって言ったらサキとかいう奴以外誰が居るんだよ!」
「あなたまさか・・・。この子と話ができるの!?」
「残念だがもうできない・・・。俺たちが来た時には、もう魂が消えかかってた。
だが被害者本人から・・・。ヒバリから聞いたんだ!  ピンクの髪で、最近町で見た異端者狩りの人に殺されて・・・それで・・・。」
「・・・それで・・・?」
「くっ・・・・・。」
「どうしたって言うんだよ・・・。」
「身体を食われたらしい・・・。」
「・・・・・くわれた・・・?」
「そんな・・・まさか・・・。」
「と、とにかくサキを探しましょ!  何処に向かったかは分かるの?」
「あぁ、北の方に向かったらしい。  今はもう崩壊した・・・ルインに・・・。」
「ルイン・・・か。」
「ルインに向かうぞ。  そしてサキに説明してもらおうじゃないか!」
「そうね、行きましょう。  また次の犠牲者が出る前に・・・。」


ルインへ向かう途中、後ろを歩くスレッグが話しかけてきた
「なぁレイト・・・。」
「ん?どうしたスレッグ?」
「あのさ・・・リィクって喋れないのか?  それとも無口なだけなのか?」
「さ・・・さぁ・・・?  それは俺じゃなくて本人かマリアにきいたら?」
「それが嫌だからレイトに聞いてるんだろ・・・?」
「そんな事いわれても・・・。」
リィクは俺がマリアたちと行動を共にするようになってからも、出会ってからも、一言も喋っていない  ・・・と思う
「よ、よし。ちょっとリィクを驚かせてみようぜ。」
「・・・え!俺も!?」
「リィクの後ろから大声をいきなり出してみよう!」
「えぇー・・・。」
「レイトだって気になるだろ!さぁやるぜ!」
結局押し切られてしまう  
「せーの・・・」
「わあああああああああああああああああああああああああああ!!」
「・・・・・。」
「・・・・・?」
「何やってるのレイト?」
スレッグの掛け声に合わせて叫んだ  ・・・・・俺一人で
「え・・・ちょ・・・ちょっとスレッグ!!」
「何やってるんだレイト。  いきなり大声出すから驚いたじゃないか。」
「えぇー・・・。」



パラダイスから3時間程北へ歩いたところにルインの町があった  今はもう誰も住んでいない廃村へ足を踏み入れる
「酷い有様だな。」
「18年前の異端者発症事件の現場だからね。」
「生き延びたのは5人だけって話だからな。相当多くの人がここで死んだんだろう。  俺にはまだ何人も人が見えるからな。」
「生き延びたのは・・・6人だよ。」
「ん、そうだったか?  俺が聞いた話だと5人だったような・・・。」
「6人だよ。  一人は誰にも見えなかっただけだ。」
「・・・?」
「とにかく行こう。サキを探さないといけない。」
「・・・。」
「どうしたんだマリア?行くぞ。」
「あ・・・えぇ、ごめんなさい。行きましょう。」
「・・・・・。」


ルインを探索していると、以前洞窟でも見た水晶を見つけた
「綺麗な水晶ね」
「だな。でもなんでこんなところに水晶が?」
「さぁ・・・俺は以前別の場所でも見かけたよ。ただ、その時は水色に光ってたけどね。」
ここにある水晶は、形こそそっくりなものの赤色に輝いていた
「ちょっと待って!  レイトの持ってるその剣・・・。」
「どうしたのマリア?」
「うおっ!?  レイトの剣が光ってるぞ!」
「その剣、この水晶と共鳴してるみたいね。  なんなのその剣?」
「さぁ・・・?パラダイスに来る途中に手に入れたんだ。  俺はファイアソードって呼んでるけど。」
「ちょっとその剣を水晶に近付けてくれない?」
「?  いいけど・・・。」
ファイアソードを水晶へ向けると、水晶とファイアソードの光がより一層強くなった
そのまま水晶へ近づくと、水晶の光がファイアソードへと流れ込んでいき、水晶は光を失った
「あれ?  なんかただの石になったみたいだな。」
「でも代わりに・・・レイトの剣の形が変わってるわね。」
「ホントだ。」
一度試しに振ってみる  剣の軌跡に炎が走った
「なんか炎が大きくなってる。」
「この水晶には、特別な剣に力を与える事が出来るみたいね。水晶の輝きと引き換えに」
「レイトがこの水晶の輝きを奪ったんだな・・・。」
「その言い方やめてよ・・・。」


町の探索を続けて行く
この町を一言で表現するなら、『終わってしまった町』だろうか  異端者という存在を受け入れない人は数多く居る  その異端者を生み出す原因となった町で、生き残ったのはたった6人  そんな場所にわざわざ訪れる人が居るはずもなく、『町』としての役割は完全になくなってしまっていた
18年前の事件で亡くなってしまった人達の墓が並ぶ此処は、町ではなく墓地へと成り変わっていた

幾つも並ぶ墓石を目の端に映しながら歩いて行くと、町の最奥に一軒家を見つけた  一軒家とは言っても屋根も玄関も壊れていて部屋が晒されている状態だ
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「どうしたんださっきから。二人して黙り込んで。まぁリィクはいつもの事だが。」
マリアとリィクは、遠い目をしながらその家を見つめている
「考え事でもしてるんだろ。俺達もサキを探す事に集中しよう。」
「どいつもこいつも・・・。嫌な空気だぜ。  早くサキを探そうぜ。」
「でもこの町はほとんど探したはずだけど・・・。」
「調べてないのは・・・。この家の中ぐらいか。」
目の前にある家へ目を向ける  他の家は入り口が封鎖されているだけだったがこの家だけは大破している  何らかの理由があるのかもしれない
「おいみんな!  ちょっと来てくれ!」
家の中からスレッグの声がする  いつの間に入り込んだんだろう?
「どうしたのスレッグ?」
「怪しい扉を見つけたんだ。  ほら、この扉だけ造りが違う。」
壊れてしまってはいるが、この部屋のドアは木製だった事が見て分かる  だけどこの扉は石製なうえに、家の形からしても不自然な場所にある
「鍵がかかっているみたいだ・・・。」
「これを・・・使いなさい。」
マリアが小さな鍵を差し出してきた
「なんでこんなもの持ってるんだ?」
「自分の家の鍵を持っていて何が不思議なの?」
「マリアの家!?」
「そうよ。もちろん今は別のトコロに住むんでいるけど、ここは元々私の家よ。」
「もしかして・・・異端者発症事件の生き残りの内の一人なのか?」
「そうよ。私とリィクはあの事件の生き残りよ。」
「リィクもなのか!?」
「・・・コク」
「18年前の事件の生き残りって事は・・・。マリアって何歳なん―――」
バキィ!
「さっさと奥へ行くわよ。」
「うぐ・・・。」

扉の奥には地下に続く階段があった  中の作りはとても質素で、人が生活するために造られた場所とは到底思えない
「レイト、スレッグ。そこを左手に曲がって奥に行くと寝台のある部屋があったはずだわ。  休憩するのに使えないか確かめてきてくれないかしら?」
「わかった。マリアとリィクはどうするんだ?」
「確かここの地図が別の場所にあったはずだから、それを探しに行くわ。」
「またここに集合でいいよね?」
「えぇ。じゃあまた後で。」


レイト達と別れ、私達は近くにあった部屋に入った  地図が何処にあったのかは覚えてないけれど、あった事だけは確か  私とリィクは部屋の物置から棚まで中身をすべてひっくり返して地図を探した
小さな引き出しをひっくり返した時、中から1枚の紙が出てきた  地図かと思って拾い上げたそれは、地図ではなかった  けれど・・・
『実験体収容牢屋のパス1224』
「これは・・・  ヴェルカも・・・人の子だったってことかしらね。」
「・・・・・。」


俺たちは寝台のある部屋を見つけてベッドがちゃんと使えるかどうかを調べていたが、ハッキリ言って使い物にならなかった  それも当然、18年間放置されてきたんだから普通に考えて使えるはずがない  鍵までかかっている地下室なのだから、誰かが立ち入る事もない
「どれもこれも使い物になりそうにないな。」
「そうだね・・・。でも腰をかける程度は出来そうだ。」
「コレで寝るのは到底無理だろうけどな。」
「とりあえずマリアたちと合流しよう。」
「レイトはマリア達がどの部屋に行ったのか分かるのか?」
「・・・・・。」
とりあえずマリアたちと分かれた場所へ戻る事にした

合流地点へ戻る途中、廊下に落ちている紙を見つけた  ふと気になって、その紙を拾い上げる
「どうしたんだレイト?」
「ちょっとこの紙が目に止まっただけだよ。」
「何か書いてあるぞ。」

~実験体収容牢屋について~
①実験体収容牢屋の場所
 当研究所のB2Fに設置。
 用の無い者は近づく事を控えるように。
②実験体との接触について
 実験体との接触の際は必ず防護服を着用する事
 牢屋の格子は必ず2枚以上閉めるようにする事
 なお許可の無い者は実験体との接触を一切禁止とする。
③定期検査について
 1日の定期検


「ここからは破れていて読めないな・・・。」
「何なんだコレ?」
「さぁ・・・?」



マリア達と合流した  寝台は使い物にならなかった事を知らせる
「そう、使い物にならなかったのね。」
「ああ。でも腰をかけて休憩するぐらいなら出来るぜ。」
「そうね、じゃあそこで少し休みましょう。  ここまでずっと気を張り詰めたまま歩いてきたから、みんな少し疲れてるでしょう?」
寝台のある部屋へ向かい、全員がそれぞれベッドに腰をかけた
「地図はあった?」
「いえ、地図は結局見つからなかったわ。」
「で、俺たちは今からどうするんだ?」
「地下の探索を続ける。」
「またなんで?  俺たちの目的はサキって奴を探す事だろ?」
「地下の扉を開けたのはレイトだったわよね?その時気付いたことはなかったかしら?」
「扉を開けた時?  特に変なことはなかったと思うけど・・・。」
「いい?  ここは18年前に事件が起きてから誰も立ち入ってないはずなの。  だけど扉はいとも簡単に開いた。それこそレイトが気にも留めないぐらいね。」
「それってつまり・・・。」
「誰かが入った可能性があるってことか。」
「そうよ。」
「他に生き残った誰かが定期的にここへ来ている、って可能性は?」
「鍵は全部で2つしかない。  残り一つはある女性が持っていたはずだけれど、もう亡くなってしまったと聞いているわ。」
「じゃあやっぱり他に誰も入ってない事になるんじゃ?」
「よく考えて見て。私達は何でここに来たのかしら?」
「ヒバリから教えてもらって、サキを追って・・・  ―――あっ!」
「そう、私達はサキがルインに向かったという情報を手に入れてここまで来た。でも、ルインのどこを探してもサキは見つからなかった。
そして次に、扉か簡単に開いた事。  事件直後から18年間の間に扉は錆ついているはずなのに、簡単に開けられるなんてあり得ない。例え私達が入る直前に誰かが入ったのだとしてもね。  でも、その錆をも削りとってしまう程の勢いで扉を開ければその限りじゃない。」
「サキってのはそんなに怪力なのか?」
「そういえばスレッグは逃げたから知らないんだ。」
「し、仕方ないだろ!」
「サキはスゴい怪力を持ってる。  俺はいつも間近で見てたし、直接戦ったマリアとリィクも身をもってそれを知ってる。」
「レイトに聞きたいのだけれど、サキはその力をコントロール出来るの?  力をコントロールできずに、持ったものを握りつぶしてしまうとか・・・。」
「普通に生活してるし、俺を殴る時とかもちゃんと手加減してくれてるからコントロール出来るはずだ。」
「そう、それならいいわ」
マリアは頷いて話を続ける
「サキはあの女の子・・・ヒバリを襲ってからここへ来た。そしてこの地下への扉を見つけた。  もしサキが何らかの理由で地下の鍵を手にしていたら。  そしてその鍵を使って中に入ろうとしても、扉が錆ついて開かなかったら、サキはその怪力で扉を抉じ開けるはず。
こう考えると、扉が簡単に開く理由もサキが見つからない理由も、全ての辻褄が合うわ。」
「もしそうだとして、何でサキがこんなところに来る必要が?」
「そこまでは私には分からない。  単純に身を隠すためか、別の目的があるのか・・・。」
「とにかく探索を続ければいいんだろ。そうと分かればこんなところでじっとなんかしてられないぜ!  とっととサキを捕まえてやる。」
「そうね。  サキが次また何かをする前に、早く捕まえる必要があるわ。」



「そういえばさ。」
「どうしたんだレイト?」
「マリア達が地図を探す意味ってあったっけ?」
「どういう意味かしら?」
「寝台のある部屋の場所までしっかり覚えてたんだから、地図に頼らなくても中の構造なんて分かるんじゃないかなと思って。」
「少し事情があって、私はこの施設の一部だけ自由に歩けていたの。  だから私の立ち入れる場所以外は全く分からないのよ。」
「ということは・・・。」
「ここから先は全く知らないから、道に迷わないようにしないといけないわね。」
「マジかよ・・・。」


道はほとんど一本道なおかげで、迷うような事はなかった  ただ問題だったのは・・・
「キャアアアア!!」
「ど、どうした!?  敵か!?」
「ち、違っ!  あ、あれよ!」
「あれ?」
マリアの指差す先には、薄黒い色をして宙を漂う幽霊がいた  ここは幽霊が出てくるようで、スレッグじゃなくても見える  それが大きな問題だった
「あの幽霊がどうにかしたのか?」
「どうもこうもないわよ!  早く追い祓って!!」
「いやお祓いとかやったことねーし・・・。」
「なんだったら説得して成仏してもらってでもいいから!  早く!」
「あ、あぁ・・・。」
スレッグが幽霊に近づいて行き説得を試みようとするが、幽霊は聞く耳を持たずスレッグを無視し、あろうことかマリアに襲いかかって行った
「キャアアアアアアア!こ、こっちに来ないで!!  アグニシャイン!アグニシャイィィン!!」
マリアが杖を振り回しながら呪文を唱える  魔法は普通に当たるらしく、幽霊は一撃で消えてしまった
「ギャアアアア!  熱っ、熱うううう!!」
「うわっ!  大丈夫かスレッグ!?」
どうやらマリアは幽霊が苦手らしく、一度見れば追い払うまでは落ち着いてくれない
「マリアって幽霊苦手だったんだ・・・。」
「当然でしょ!?  幽霊よ?オバケなのよ!?」
「と言われても・・・。」
「とにかく苦手なものは苦手なの!」
こんな調子で大丈夫なんだろうか・・・・・



先に進んで行くと地下二階へ通じる階段を見つけ、先へ進んで行く  やっぱり地下も一本道で迷う事はなかった  しかし、その一本道もいよいよ行き止まりになってしまう
「道はここまでか・・・。」
「一応扉はあるけど、ロックがかかってるみたいだね。」
「そこのロックの番号は、多分『1224』よ。」
「ここには来たことないんじゃなかったっけ?」
「さっき別行動した時に、パスワードを書いた紙を見つけたのよ。  もし番号が違っていれば、ドアを壊すしかないわ。」
「壊すだなんてまた物騒な・・・。」
マリアに言われた通りの番号を打ち込むと、ロックが解除され扉が開いた
「よし、先に進もう。」

扉を開けると、今度はすぐ先に鉄格子があった  しかし鉄格子の鍵は壊れているため鍵は必要なかった  その奥にもまた鉄格子があり、やっぱり鍵は壊れていた
「これで行き止まりなのかな・・・?」
「おいレイト!  横になんかいるぞっ!」
「えっ!?」
すぐ横には、6本の腕を生やし3つの顔を持った化け物がいた
「グゥゥゥゥ・・・。」
「こいつ・・・異端者!?」
「グゥアアアアアアアアアアアア!!」
「来るぞ!気をつけろ!!」
敵はそれぞれの手に持った剣で切りかかってきた  間一髪で後ろへ飛んで回避する  それと同時に、マリアが呪文を唱える
「アグニシャイン!」
杖の先が光り敵の周囲が爆発する  その隙にスレッグが近づき、短剣で敵の腕を切りつける
俺は敵の背後へ回り込み、背中へ斬撃を入れる  敵の動きはそれほど速くはなく、容易に背後をとる事が出来た  敵の攻撃はバックステップで回避し、入れ替わる要領でリィクが攻撃をしに行く
「スレッグ、危ない!!」
敵の腕の1つがスレッグの身体を切り落とそうと横から振り払われる  短剣しか持っていないスレッグは身を守るものがなく、たった一撃が致命傷になってしまう  俺はなんとかその斬撃を剣で受け止めるが、その場でバランスを崩してしまった  敵の2本の腕が、俺の首を落とそうと振り上げられる
「レイト!  盾で正面を防ぎなさい!!」
マリアの声が聞こえた  俺は咄嗟に身体の前に盾を向けると、敵と俺の間に黒い球体が落ちてきた
「アグニシャイン!!」
その球体にマリアの魔法が放たれる  その瞬間、マリアの魔法に加えて黒い球体までもが爆発し、俺と敵を吹き飛ばした  リィクが俺の身体を受け止めてくれる
「ありがとう、リィク。」
「・・・・・コク。」
スレッグは吹き飛ばされた敵の方へ走っていき、短剣を思い切り敵の胸に突き刺した
「グオオオ・・・」
「や、やったか!?」
「ぐぅああああ・・・  オレハ・・・オレハ・・・」
最後に呻き声をあげ、敵はそのまま動かなくなった
「今のは・・・異端者だったのか・・・?」
「そう、今のは異端者。元々は普通の人間よ。」
「なんでマリアの家の地下にこんなでかい施設と異端者がいるんだよ!?」
「それは後で、じゃだめかしら・・・?  今は・・・サキを探しましょう。」
「納得いくかそんなの!」
「やめろよスレッグ。  今はサキを探す方を優先しよう。後で話してくれるんなら問題ないだろ?」
「・・・わかったよ。」
「ごめんなさい・・・。」
「・・・・・。」



結局この道は行き止まりだったため、別の道を探しに行く事になった  とは言っても、道が分かれているのは地下に入ってすぐの場所だけだったのでそこに戻って別の道を選べばいいだけの話だけれど
「えーと、こっちがベッドのある部屋で、こっちがマリア達が入って行った部屋で・・・。」
「残ってるのはここの道だけかな。」
「つまりこの先にサキが居るってことだな!」
「スレッグ・・・寒い・・・。」
「う、うるせぇ!」


残った一つの道も一本道だった  俺たちは出てくるモンスターを蹴散らしながら前へと進んで行く  そこにサキが居ると信じて

地下3階まで下りると、そこには部屋が1つだけ会った  おそらく研究者の個室か何かなのだろう  その部屋の中に、サキは居た
「サキ!!」
「ん?あぁレイトか。」
「勝手に町から飛び出して何してるんだよ!」
「あなた、こんなトコロで何やってるの!?」
「お前が町の人間に手をかけたってのは本当か!!」
「まてまてお前等。一人一人話せよ。」
先は慌てた風もなく、何事もなかったかのような口調で喋る
「まぁそれぞれの質問に答えてやるよ。
まず、マリア・・・だったよな?  実験体Aの方がいいか?」
「・・・ッ!!」
「冗談だ冗談。そんな怖い顔するなって。  俺がここで何をしてるか?だったっけ?  正体不明の異端者を追ってたら少し気になる事があってな。ちょっと調べモノに来ただけだよ。
で、スレッグだっけ?  お前が言ってる町の人間ってのがヒバリって名前のヤツの事なら本当だ。  オレがやって・・・。オレが食った。」
「て・・・てめぇ!!」
「嘘だろ!?そんな事する筈ッ――」
「レイト、お前がオレの何を知ってるんだ?  何も知らないくせにそんな筈は無いだとか甘ったれた事いってるんじゃねーよ。」
「だ、だからって!食う必要なんてどこにも!!」
「お前には分からないだろうな。  自分以外の存在に、自分の居場所を乗っ取られていく恐怖が。  自分以外の存在に、自分の形が歪められ、器から押し出されていく痛みが。
自分のこの体のザラつきも・・・その苦しさも。」
「なんだよソレ。意味分からないよ!」
「だから言ってるだろ?  分からないなら・・・。理解できないのならオレに構うな。」
「じゃあ・・・ここでサキを止める!!」
「何言ってるんだ?」
「力尽くでも止めて!  俺が理解できるまで話して貰うからな!」
「同感だし賛成だ。俺もコイツをブチのめさないと気がすまない。」
「このままアナタを行かせたら、また次の被害者が出るかもしれない。  みすみす見逃すわけには行かないわね。」「冗談だろ?お前等如きがオレを止める?  ――舐めるんじゃねーぞッ!!」
「サキは強い!気を付けるんだ!」

サキが戦闘態勢に入る  俺達もそれを迎え撃つ為に身構えようとしたが、その瞬間サキの姿が視界から消えた
サキは初撃を放つ時、敵の後ろに回り込む癖がある  振り返るとマリアの背後にサキの姿が見えた  一度サキと戦ったリィクはいち早くそれに反応し、マリアを守ろうとする
「今度は順番を間違えないぜ。」
拳を振りかぶっていたサキの姿が再度消え、次はリィクの後ろにサキの姿が現れた  サキの拳が容赦なくリィクの背中に叩きつけられ、リィクはそのまま殴り飛ばされた
「リィク!!」
「人の心配してる場合じゃねーぜレイト。」
サキの回し蹴りが俺の頭を狙う  咄嗟に盾で防いだが、呆気なく吹き飛ばされてしまう
「アグニシャイン!」
マリアが呪文を唱える  しかしサキは魔法が発動する瞬間に別の場所へ移動し、その攻撃を回避する  そこへスレッグが短剣で切りかかるが容易に避けられてしまう
サキの姿が消えた  スレッグの後ろに回り込んだサキが殴りかかってくるのを、スレッグは間一髪で横にかわした
「オレに向かってきた度胸だけは認めてやるよ」
サキは避けられたその腕で、スレッグにラリアットを放った  その後マリアの背後に移動し、首筋に手刀を入れる  気を失ったマリアはその場に崩れ落ちた
「く、くっそおおおおお!」
俺は起きあがり、渾身の力を込めてサキに切りかかるが片手で剣を受け止められてしまう  無防備な俺の鳩尾へサキの拳が叩きこまれる
「ぐ・・・はぁ・・・。」
「フン。」
倒れる俺に背を向け、サキはその場から立ち去ろうとする
「正体不明の異端者については任せたぜ。
・・・・・。  レイト・・・悪かったな。」
「サ・・・キ・・・。」
薄れて行く意識の中、その言葉を耳に残して俺は気を失った







「・・・・・。」
「・・・。」
「レイトはえらいね」
「え、どうして?」
「だって、一人でいろんな事できる」
「そうかな?」
「あたし、おねぇちゃんなのに何もできないもの」
「それにくらべて、レイトはなんでも一人でできる」
「あたしは、てつだってもあげれないもの」
「あたしが・・・おねぇちゃんなのに・・・」
「じゃあ妹になればいいよ!」
「え・・・?」
「今からぼくがおにいちゃんだ!」
「レイトが・・・おにいちゃん?」
「あたし・・・いもうと?」
「うん。ぼくがおにいちゃんじゃだめ?」
「そんなことない。レイト、おにいちゃんになれるよ」
「うん。ぼくがおにいちゃん!  そうしたら、みんなかいけつ!」
「はは、かいけつ!」
「・・・・・。」
「・・・。」



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 2010_05_29

Comments

 

こうして見ると恥ずかしいなwww
オリジナルのトコロが凄く楽しいですはい。
落の人  URL   2010-05-31 19:28  

Re: タイトルなし 

自分の作品を自分で見るのはかなり恥ずかしいよね、うん

楽しいと思ってもらえたら本望だよ、ありがとう!
とりあえず、マリアsはツンデレじゃなくてこういうキャラであってほしい!  ……それだけですはい
しゅーさく  URL   2010-05-31 19:59  

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