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約半年ぶりに

Category: ゲーム  

どもども秀策ですよ!






更新率が落ちるとは言ったものの、更新しないわけにはいかないからね!  作業もある程度は順調に進んでるし、長い目で見てくれると有り難いですよっと
でも必ずどこかで詰まる事は確かだし、そして明日提出のレポートが2つほどあるしと、もうなんというかやってらんないよ!  とりあえずまずはレポートを完成させるところから頑張る



さてさて、9月に入って秋が近付いてきましたね  まだ外では太陽が無駄に働き続けてますが、社会通念・気象学・二十四節季・旧暦の上では既に秋です  天文学上ではまだ秋じゃないんだとか  9月23日の秋分の日からがようやく秋になるんだそうです  年度では10月から12月までが秋だそうです  12月が秋とか絶対認めねーよ

なんせ秋が近付いてきたわけで  どこぞのなにやらは秋の空と言われるぐらい移ろいやすい季節です  私の周囲でもいろんな変化が起こり始めてます  このブログの目標が変わった事や、どこぞのギルドの副マスが変わったりとか、爺が大型メンテを始めたりだとか  来週には就職試験があり、ほとんどのクラスメイトの顔つきが変わってたりします


そんな感じに、私の心情にもいろいろ変化があったり  変化がある、というよりは、このままでいいのかなーってな感じですけどね

まずは当然の如く受験に対する意識です

課長面接を合格で通過した私は、残るは校内選考で生き残るだけです  私の志望する大学の募集者数は2名で、他に受験する人はいないという話を担任から聞きました
成績自体はそれほど芳しくはありませんが、1年の頃から積み重ねてきた内申は他の生徒と比べても突き出ている、という話も聞きました  委員会・部活動・ボランティア・皆勤と、いろいろ頑張ってきましたからね  まぁ出る杭は打たれるという言葉もありますけど
そんなわけで『受けれたら受かる』と言われている指定校推薦もまず間違いなくもらえるんだとか  受験の内容は面接と推薦書&調査書なので、面接練習ばかりしています

でも、指定校で大学に受かった場合、やはり疎かになるのは学力の面です
私は勉強というものに対しての意識がかなり薄いです  やっぱりそれじゃあダメなんだろうなぁー、という考えが頭の中を常に漂っています


次に、やっぱりというかTS関連で

私は今こそこうしてTSにハマっていますけど、この先ずっと続けられるかが不安だったりします  まぁこんなのはネトゲをやってる人なら誰でも考えたことあるでしょう

それに伴ってついてくる不安は、これもまたやっぱりというかギルドの問題
現状まともにinしているのはおよそ5人  他は事情があったりよく分からなかったりでinしていません  衰退しているのが目に見える現状です
そしてそれに追撃を掛けるかの如く、爺がアカウント有効期限を付けるとか言い始めたではありませんか  1年以上inしないアカウントは削除されてしまうらしく、ならば1年以上離れるならギルマスを交代せざるを得なくなります  まだ別れるには惜しい人達がたくさんいるというのに、二度と逢えなくなってしまうかもしれません
以前のパスワード変更事件により、ログインできなくなった人達が大勢いる中、ログインできなくなったキャラがギルドのマスターだったとしたら、つまりはそのギルドを捨てろというわけです

ウチのマスターもPCが壊れていてTSにin出来ない状態です  まぁなんというか、幸せは手にしているようですので一安心です  しかしログインできない状態が続き、その間PCを触らずに幸せを謳歌出来るのであれば、PCが直った時それが不必要となっているかもしれないわけで  TSにinしないのであればギルドはいずれ解散することになるんでしょうね
その時私はどうするのか  それを捨てて新たなギルドに入るのか、それとも別にギルドを作り、そこでマスターとして活動するのか  どちらにせよ悩むことしかありません



現状維持という選択肢は残されておらず  次この話が持ち上がった時が、恐らく私のTS生活を大きく変える原因となるのは間違いなさそうです





TS行きましょーか

上でも言ったように、アカウントに有効期限が付くんだそうです  1年以上ログインしないとアカウント削除するよ!だそうです  TSを辞める気がない人は注意ですね  辞める気がある人は1年ログインしないだけで勝手にアカウントが消えてくれると考えましょう  復帰という選択肢はこの時点で削除されたのであしからず






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ライジンは相変わらずカッコイイ!です
多くの人からすれば、雷は恐怖の対象です  一部の女子からすれば単純に怖いからで、ほとんどのオタクからすれば停電になるという理由から恐れられています  停電になってPCの電源が飛んだら、下手するとデータも全部飛びますしね

そんな恐怖の対象をカッコイイなんて言いながら乱発しているお前はどーにかしてんじゃねーのって話ですよね  ライトニングじゃギリギリボーンマジシャンが確れないのです
今回も前々回に引き続きカード集めです  前々回は影鬼と藁人形を狩っていたのですが、今回は城D5で骨狩りです  識別はライフ5のカードで始めないと気が済まないんだ……!  あとカードもったいない

ライフ5のカードで始め、ライフが無くなるまで識別した場合、平均して4枚のカードを使うと計算し、影鬼c等のカードとの比率を1:3で集める事にしました  よって、1600枚の1/4=400枚のカードを集めようという魂胆です
POTを100個持っていざ出陣  POTが尽きる頃に手に入れたカードの枚数はおよそ40枚でした  かかった時間はおよそ1時間ちょっとです  つまりは11時間頑張れば400枚集まるということですね、激しくダルイです

そんなわけで、頑張れるだけ頑張って狩りを続け―――






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集め終わりました!!

1桁目を計算すると、1+2×3+3×3+6+8=30枚
2桁目を計算すると、30×3+40+60+80=270枚
3桁目を計算すると、100×3=300枚
4桁目を計算すると、1000×1=1000枚
合計は、30+270+300+1000=1600枚です!!

いやー疲れました、延々と狩りし続けるんですから  1回に狩りに行くにつき影鬼&藁人形cは160枚ですので、計7時間  骨cは1回につき40枚なので6時間で、合計13時間分の狩りです  マーダラー&ジャンクcは30分につき15枚で、思ったより効率が悪いので途中で断念しました
ついでに集まった魔法球とカードを交換してもらったり、魔理沙が持っていたリバサンc等を合計して1600枚に到達した感じですね


木曜日にカードを集め終え、昨日ようやく識別をしました

識別を開始し、しばらくしてからシクレ11をゲットします  そうだ、この際シクレがどれだけ手に入ったか数えるのも面白いかも、というわけでSSを撮ってみました






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これがユキナのシクレ状況  いや!全然持ってないとかそういうわけじゃないですよ!?  16と12が足りなかったんですけど、みずはで識別した時に重複したのをユキナに持って行って、既に地図を手に入れてるだけですって!  決して識別してないってわけじゃありませんから!

とりあえずソウルシードを根付かせて識別開始  ちなみにカードパックから出たのは12でした






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識別によるソウルシードの交感を検証しながらカードを消費して行きます

ソウルシードが反応するのは、識別でカードを消費した時とシクレを手に入れた時で、他の行動に反応はしませんでした  反応の順番は、感覚→魅力→攻撃→魔法→感覚→攻撃→感覚→魅力→魔法→攻撃……と、てんでバラバラでした
反応の回数が多かったのは感覚型  恐らく使用したカードの種類で感覚型が多かったのが理由でしょう

んで、私の中で出た結論は、カードの種類によって交感で上昇する経験値が決まっているのでは、というモノでした  『識別』を行った場合、全てのステに平均して経験値が入り、カードの型によってそれぞれ追加及び倍増しされる、と言った形です  カードの型の経験値が入るというわけではなく、感覚型のカードの場合、攻:魔:感:魅=1:3:4:2の比率で経験値が入る感じです

私は識別の最初の1枚はライフ5のカード、それ以降はライフが尽きるまでライフ4以下のカードを使います  使ったライフ5のカードの順番は、赤豚→黄豚→黒豚→マーダラー→ファイター→ジャンク→リバサン→ウォーリアー→マジシャンの順番でした
御覧の通り、魔法型のカードを使うのはかなり遅めでした  なのに魔法のアウラが上がったという事は、つまり型以外の経験値が溜まっているのは目に見えて分かる事です


とあるポンチチ好きのブログでの検証にて、影鬼cとマルヌcを連続して識別し続けた際の検証結果の記事がありまして  そちらの情報も合わせて考えた場合、上の結論が妥当なところかな、と思われます

また、シクレを手に入れた際にソウルシードが反応したんですけど、アウラの反応がしばらくなかった時にステージ4・5・6と連続でシクレを手に入れたんですよ  その際、ソウルシードは魅→攻→魔と連続して変化しました
更に、1600回で重複したカードは多々あり、同じシクレを手に入れた時に上昇したアウラは決まっていませんでした事と、シクレを手に入れてもアウラが上昇しない時もありました
となると、シクレを手に入れた時に上昇する経験値は、『全ての型に入る』及び『経験値が最も多い型に入る』の2択になると思われます


これまでに2度ガーディアンを生まれさせた私の推測なのですが、複数の型に経験値が入る行動で、1つの型のアウラが上昇するとき、別の方には経験値が入らないのでは、という推測があります
ガーディアンを育てるにあたって、私はPOT連打を何度か体験しているのですが、マナポ使用時の経験値は魔:感=2:1と言われています  しかし、魔ステが2上がったと同時に感ステが1上昇した事は1度もなく、多少の誤差があったんですね  他に無駄な行動を取った覚えがなかったので、この推測はあながち間違いではないと思っています



以上の推測と検証結果により、私の結論は上のようになったわけです


まぁ推測が入ってる時点で、それは憶測の域を逸脱しないわけですけどね






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明けても暮れても識別です  識別をしている間は、アステカのこの場所からドット単位ですら動いていません
シクレを手に入れた時のSSばかりなのは仕様です  というか検証に役立つかと思って、シクレ入手の際にアウラが上昇した時のSSを撮っておいたのはいいんだけど、右下の変なので隠れちゃっててうp出来ねぇ!  ってのが事実でした

ちなみに、アウラが上昇したのは全て1ずつだけで、ゲージが2まで上がる事はありませんでした
あと入手アイテムは関係なさそうでしたね


そしてほとんど休まず識別を繰り返し―――





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ようやく終わりました!!
何故かカードが60枚近く余りましたが、ソウルシードが反応しなくなったのでカンストしたんだと思われます  これで多分ガーディアンのステが上昇するはず!  私の期待が膨らみます

実は終盤になった時には、私は既に識別をするだけの機械に変わり果てるほど意識が遠のいていたので、アウラが反応していない事に気付くのが遅れたんですよね
SSに載せたカードしか使っていないので、もしかしたらカンストは1500回かもしれませんし、確認していなかったコンボによる経験値取得も含めて1600回だったのかもしれません


識別を終わらせるのにかかった時間は、およそ10時間  間違っても人にオススメなんて出来ません  私と同じ条件でカンストを目指すと、カードを手に入れるのにおよそ15時間、識別に10時間で、丸一日以上費やすことになるんですから
美月sやかえでsや㌦のような、苦行に耐えれる人なら出来るかもしれませんが、多分ィの人とかが挑戦すると意識を失う可能性が((






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こちらがシクレ以外に集めておいたアイテム  キオスは合計43個、魔力石50は25個でした  宝石まで残しておく余裕はなかったんだゴメンよイケメン……!

そしてコチラが入手したシクレです






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持っていた分のシクレを引いて数えると

No.1…0枚  No.2…4枚  No.3…5枚  No.4…6枚  NO.5…6枚  NO.6…1枚  No.7…6枚
No.8…2枚  No.9…3枚  No.10…8枚  No.11…6枚  No.12…4枚  No.13…4枚
No.14…2枚  No.15…5枚  No.16…4枚


No.1<No.6<No.8・14<No.9<No.2・12・13・14・16<No.3・15<No.4・5・7・11<No.10



結論:やっぱシクレ16は比較的簡単に手に入る





今日はコレだけ~  追記からはUNNECE5話  サボりまくってゴメンね!誰得かは知らんが
おまけ↓






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ラピスラズリは99個手に入ったというね

文字数を調べてみると、本文は5119文字で、追記で8619文字でした  カンストは遠いなぁ……




んでは~


ノシシ☆ミ



 


「・・・・きなさ・・・」
「・・・なさいレイト。」
「ん・・・。  夢・・・か・・・。」
「おはようレイト。大丈夫?」
「あ、あぁ・・・。おはよう。」
目を覚まして一番に目に入ったのは、横に立っていたマリアだった
体を起こして周囲を見回す  どうやらパラダイスの宿屋のようだ
「みんなは大丈夫だったかい?」
「傷の浅かったスレッグとリィクがここまで運んでくれたみたい。」
「それでサキは取り逃がしてしまったのか・・・。」
「そういう事ね。残念だけど、今の私達では彼女に触れることすら難しいわ。」
「でもオレ達を殺さなかったって事は、無闇に殺人をしていたわけじゃないみたいだね。」
「それについての答えは保留ね。  単に彼女の気まぐれなのかもしれない。」
「あぁ・・・。」
それでも、サキが無差別に人を殺したとは思えなかった
「ところでスレッグとリィクは?」

「レイトは起きたかー!」

スレッグとリィクが宿屋に入ってきた
「ちょうど良いタイミングね。」
「お、結構元気そうじゃないか。」
「・・・・・。」
宿屋に全員が揃い、スレッグが話を切り出した
「それで、これからどうするんだ?  その正体不明の異端者とかいうのを追うのか?」
「私達はソイツを追うつもり。  スレッグとレイトはどうするの?」
「何度もいわすなよ。俺はついていくぜ。」
「レイトは・・・どうする?」
(サキの事が気がかりだ・・・。カトレアさんに相談するのが一番かもしれない・・・。  でもこのまま脅威をマリア達に押し付けてもいいのか・・・?)

それでも・・・俺は・・・。

「・・・・・。  あぁ、このまま危険な存在を放ってはおけない。  俺もついて行くよ。」
「わかったわ。じゃあルインよりも北の町。アルクエイドに向かいましょう。」
「・・・・・。なぁ・・・レイト。
俺は正直、パラダイスの人間を襲ったサキは許せない。あんなやつはどうでもいい。」
「・・・・・。」
「でも、お前はそうじゃないみたいだぜレイト。」
「スレッグ・・・。」
「どうなんだ?お前は・・・。」
「俺は・・・俺は・・・。」
俺は仕事はこなさなきゃいけないと思ってついて行こうと思った  けど、スレッグは俺の・・・俺の本当にしたいと思っている事を選ぶべきだと諭してくれたんだ
「あぁ・・・サキの事が気がかりだ。それに、連絡をとりたい人もいる・・・。」
「決まりだな、行ってこいよ。  後の事は俺たちでなんとかして見せる。」
「それで・・・一段落ついたなら・・・。  また手を貸してくれよな。
なぁマリア、それでいいか?」
「はぁ・・・仕方ないわね。  行ってらっしゃいレイト。」
「・・・・・コク」
「スレッグ・・・マリア・・・リィク。  ありがとう。
俺はサキが気がかりだ。  まずはノイシュへ戻る事にするよ。」
「えぇ、分かったわ。  ここからは別行動ね。」
「俺たちはどうするんだ?」
「私達はアルクエイドに向かいましょう。」
「む、またなんで?」
「実はさっき連絡があったんだけどアルクエイドでも襲われたものが現れたらしいの。」
「サキって可能性は?」
「情報によると遺体に外傷はなかったみたい。彼女が襲ったならそうはならないわ。」
「ウィルスを打ちこまれて亡くなったという事か。」
「よし分かった。次の犠牲者が出る前にアルクエイドに急ごう。」
「・・・・・。」
「うん、またねリィク!」
「・・・コク」
「じゃあレイト、またな!」
「あぁ、またな!」
「機会があったら、また会いましょう。」
「あぁ、またいつか!」



マリア達と別れて数時間後、ようやく洞窟を抜けることが出来た  以前はサキが一緒にいたから苦労しなかったけど、一人だと砂漠に出現するモンスターを倒すのも大変だった  でも俺も成長はしているようで、洞窟に入ってからは敵を倒すのに苦労しなくなってきた
洞窟を抜けておよそ1時間ほど歩いたところで女の子を見つけた  町から離れたこんな場所を少女が一人で歩いているなんておかしい  しかもその少女は足取りは重く、体調を崩しているようにも見えた

「顔色が良くないようだけど大丈夫・・・?」
「!!?」
「あ、ゴメン驚かせたね。」
「あなた・・・だれ?」
「あぁ、俺はレイト。君の名前は・・・聞いてもいいかな?」
「・・・・・。」
「ま、まぁそれは話したくなったらでいいよ。  無理に言う必要はないさ。」
「ここ・・・どこ?」
「ノイシュって町の近くだよ。  俺は今ノイシュって町に向かっているところ。」
「え、ノイシュ・・・?なんで私そんなところの近くにいるの・・・!?」
「君の家はどの辺りなんだい?  一人じゃ大変だから良かったら送っていくよ?」
「・・・・・。  スノーフリア・・・。」
「スノーフリア!?  随分遠い所じゃないか、どうやって来たんだい?」
「よくわからない・・・。  怖い人に連れてこられて・・・それで、気が付いたらこんなところまで来ていたの・・・。」
「ここからスノーフリアは相当遠いからね。  今日はノイシュに戻った方がいい。」
「ぅ・・・。  痛ぃッ・・!!頭が・・・。」
「だ、大丈夫か!?  と、とりあえず町に連れて行くから!!」
少女を背負い、ノイシュへと急いだ



その頃、マリア達はアルクエイドへと歩を進めていた
「なぁマリア。」
「何かしら?」
「マリアってさ、お化けが苦手なんだよな?」
「・・・何?お化けが怖いのがそんなに滑稽かしら?」
「いやそうじゃなくて・・・。」
「じゃあ何なのよ?」
「幽霊とかが出てきたら祓えるようになろうと思ってさ。これを買ってみたんだ。」
スレッグが鞄から取り出したのは1冊の黒い本だった
「何の本?」
「黒魔術の本だってよ。パラダイスで売ってたんだ。」
「・・・何処の誰が売ってくれたの?」
「宿屋の裏に居たフードを被った人。マリア達が宿で寝てる間に買ったんだ。」
「怪しさ満点じゃないの・・・。」
マリアが額に手を当てながらウンザリした顔で言った  リィクは相変わらず無言だった
「でもよ、書いてあるのは結構使えそうだぜ?」
「例えば?」
「『傷を癒す魔術』とか『体調を回復させる魔術』とか」
「黒魔術の割にはまともね・・・。」
「他には・・・あ、あったあった。『化け物を祓う魔術』」
「幽霊だけを祓うわけじゃないのね。」
「あぁ。読む限りじゃあどんなモンスターにでも効果があるっぽいな。」
「試しに使ってみたらどうかしら?」
「そうだな。別に使えばそれっぽい事が起きるかもしれないし。」
スレッグが本に書いてある呪文を唱え始める

「―――『邪今浄』!!」

本を片手に持ちながら、右手を前に突き出して技の名を発した  しかし、特別変化が起こったようには見えなった
「・・・・・成功したの?」
「・・・さぁ?」
首を傾げて呪文の確認や技名を見直すスレッグとマリア
その二人の後ろを漂っていた幽霊がスレッグの技によって消え去った事を知るのは、最後尾を歩いていたリィクただ一人だった
彼女はその事実を、マリアのためにも黙っておくことにした



ようやくノイシュへと辿り着いた
「うぅ・・・。」
「とりあえず、カトレアさんの仕事場でこの子を休ませよう。」
急ぎ足で仕事場へ向かい、扉を開こうとする  しかし扉はビクとも動かなかった
「閉まっている・・・?この家に鍵はなかったと思ったんだけどな・・・。」
不用心なのか盗むモノがないからなのか、この家には鍵穴すら存在しない
「多分カトレアさんの魔術の類だろう。」
「ここ・・・嫌い。」
「・・・え?  いや、仕方がないから宿屋へ行こう。」

宿屋に入ると、この宿の主であるおばちゃんが出迎えてくれた
「あらレイト、元気?  そちらのお嬢さんは見ない顔だね。」
「うぅ・・・。」
「あら、具合が悪いのかい?」
「えぇ、さっきから頭痛が酷いらしくて・・・。」
「そりゃ大変ね!ウチに泊まっていく?お金はいいからさ!」
「え、いいんですか!?」
「そりゃ!レイトがサキちゃん以外の女の子を連れているの初めて見るからね!応援するよ!」
「いや、そういうわけじゃ・・・。  でも、お言葉に甘えて利用させていただきます。」
「はいな、そうしなさい。」


少女を布団に寝かせ、しばらく様子を見る  1時間ほどで少女の顔色が良くなってきた
「どう?大分落ち着いたかな?」
「うん、ありがとう  えっと・・・レイト。」
「それで、何があったのかとか・・・思い出せたりはしたかな?」
「・・・・・。」
少女は顔を伏せ、思い出したくないかのように目を瞑った  それでも、少女は言葉を噤んだ
「黒い・・・。」
「え・・・?」
「黒い服の男に捕まったの・・・。」
「・・・それで?」
「私の友達、リンとサクラと一緒に歩いていたの。  そうしたら、黒い服の男が突然現れて・・・。
それで・・・。最初にサクラが狙われたの。  その後、リンがサクラを助けようとして・・・。それで・・・。」
「・・・・・。」

「・・・・・・・ごめんね。  思い・・・出したくないよ・・・。」
「ううん、こっちこそ悪かった。  また落ち着いて、話してもいいなって思えたらでいいから、その時はまた聞かせて。」
「うん・・・。ありがとう、レイト。」
「じゃあ俺は少し町の様子でも見てくるよ。  探さなくちゃいけない人もいるから。」
カトレアさんを探し出して、サキの事を相談しなくちゃいけない
「それじゃあね・・・えっと」
「りお・・・。」
「え・・・?」
「私の・・・名前。リオっていうの。」
「いい名前じゃないか、リオ。」
「ありがとね。  ねぇレイト・・・また来てくれる?」
「もちろんだよ。また戻ってくる。」
「絶対だよ?約束だから・・・。」
「うん、約束だ。」
「じゃ、また明日ねリオ。」
「うん、レイト・・・またね!」


「まだカトレアさんが町へ戻ってきてないか調べる必要があるな。  町を探索してみよう。」



宿から出て町を一通り探してみる  しかしカトレアさんは見つからなかった  カトレアさんがいなければ話が出来ないのに、本人が見つからないのであればどうしようもない
他に行く当てもなく、カトレアさんの家に戻ると、家の前にはカトレアさんがいた
「ふむ・・・・・。」
「どうしたんですかカトレアさん。難しい顔して。」
「お、レートか。帰ってきていたのか。」
「とりあえず中に入れますか?  さっきはどうも家の中に入れないように細工してあったみたいですけど・・・。」
「あぁ、それは悪かったね。  今はもう入ってもいいよ。悔しいが、私の詰めが甘かったみたいだからね。」
「・・・?」
「積もる話もあるだろうし、中に入ろうか。」
(どうしたんだろう?  珍しく焦っているような雰囲気だったけれど・・・。
考えていても仕方がないな、中に入ろう。)


中にと入ると、カトレアさんは愛用の椅子に座った  机を挟んだ位置にある椅子に腰をかける
「これはまいったね・・・。  望めば空間跳躍ですら可能なわけか。」
「なんの話ですか?」
「いや、こっちの話だよ。」
カトレアさんは別件で動いているらしい  多分そこでも問題が起こっているのだろう
「それよりパラダイスで出た正体不明の異端者はどうなったんだい?」
「はい・・・。それが結局見つからず、有力な情報も得ることができないままで・・・。
現地で会った異端者狩りが、その異端者を追ってくれています。」
「ほぅ・・・。  まぁ私も大体の話はサキに聞いている。現地の異端者狩りに仕事を引き継いだってのは知らなかったけどね。」
「サキはここに戻ってきたんですか!?」
「あぁ、つい先日ね。  ・・・どうした?何かあったか?」
簡単にサキに関する事件を説明する
「今回の仕事の最中。サキが一般市民を殺したのではないかという嫌疑がかかる事件がありまして。
それで彼女本人を探して、話を聞いてみようとしたんですが・・・。」

「黒だったろ?」

カトレアさんは疑うこともなく、一切の迷いも含めずそう言った
「・・・え?」
「そして私の予想がただしければ、襲われて殺された一般人は体の一部を食べられている。
―――違うか?」
「なぜ・・・?分かるんです?」
「簡単な話だよ。  彼女は過去に2回。同じような事件を起こしているからね。」
「そうなんですか!?一体なんで!?」
「1回目は半年前。私がレートを拾ってからすぐの出来事だよ。  2回目は3ヶ月前だったかな?
1回目は11歳の少年。  2回目はレートと同年代くらいの女子がそれぞれターゲットになった。」
「彼女がそんなことをしてしまう理由って・・・。あるんですか・・・?」
「正確な理由は本人にしか分からないさ。  ただ、予想をすると・・・。ただの自分の欲求を満たす行為でしょうね。」
「殺人欲求・・・?  いや、食欲とか・・・。」
「ただの殺人欲求って事はないでしょう。それなら殺した人間の体を食べる必要がない。  もちろん食欲でもない。それこそもっと手軽に、良質なもので欲求を満たすことができるからね。」
「じゃあ・・・なぜ・・・。」
「彼女は決まってこう言うよ。体がザラつく。心と身体が乖離しそうになるって。  他人の体を食べる行為は、そういう気持ちを濁すための代償行動なのかもしれないね。」
「俺には・・・分からないです。」
「当然だよ、言ったじゃないか。  本当の理由は本人にしか分からないって。」
「・・・・・。」
カトレアさんはその件に関しては、サキに追及する気がないようだった
「彼女は今どこにいるんです・・・?」
「散歩でもしているんじゃないか?  大丈夫。当分の間は事件を起こさないと約束したよ。」
「約束って・・・・・。」
「安心していいよ。彼女は出来ない約束は最初からしない。  私の方も、確信があったからこそ許可したんだ。

「はぁ・・・・。」

「そう落ち込むな。  レートが探している妹の情報について、少しではあるが分かった事もある。」
「本当ですか!?」
「あぁ、異端者発症事件で、レートの母親は異端者にはならなかったらしい。」
「え・・・?じゃあ妹が体を失くしたのは・・・?」
「その時お腹にいた、レートの妹が異端者になってしまったみたいだね。」
「妹が・・・異端者・・・。」
「レートの母親は、あの事件を知っている者の中では有名人だよ。  なにせ生き残った6人の中で、唯一の一般人なんだからね。
生き残ったのは、私が今回話をきいたエルという科学者、マリアとリィクという少女が二人。アプレーという少年とレートの母親、それとお腹の中にいたレートの妹。  その6人だ」
「ちょっと待ってください。体を持っていないなくても異端者になれるんですか?」
「たしかに世間では、脳になんらかの影響を及ぼすウィルスによって異端者が生まれると言われているね。」
「それだと・・・妹が異端者というのは矛盾しませんか?」
「たしかに脳を持っていないのに、異端者というのはおかしいな。」
「いや・・・。妹は最初は体を持っていました。生まれる時には、魂と別々になっていただけで、お腹から出てくる前なら異端者になれる・・・。」
「たしかにそれなら別々になった説明はつく。  だがレートの体に宿るという行為は、通常ならできない行為だ。」
「そうなんですか?」
「本来一つの器に一つの魂が基本だ。  別の魂が一つの器を乗っ取ることは可能だが、同じ器に二つの魂が汲まれる事はない。」
「二重人格とか・・・。そういうものもあるじゃないですか。」
「二重人格はやっぱり一つの魂なんだよ。あれは一人の人間が、重大な精神的苦痛から逃れるための防衛策として、精神を解離させた結果だ。
解離とは現実逃避のそれとは異なる。完全に痛みを感じなくなり、自分が受けた苦痛の記憶を丸ごと忘れてしまったりと、ただの現実逃避だけでは説明のつかない事ばかりだ。
つまりこれが多重人格の現われだ。他の人格が行動している時の記憶が、他の人格の時にはスッポリと抜け落ちていたりすると聞いたことがあるだろう?
――いや、すまない論点がズレたな。  言いたい事は、一つの器に魂が二つあるケースはないという事だ。」
「でもそれは現実におこって・・・。」
「つまりだ、脳が異端の力と関係があるという定義がまず間違いだと言っているんだ。  異端の力を引き出すのは、他でもなく魂のほうだということだろう。」
「つまり妹は、異端の力を使い、自分の体から魂だけ抜けだして、そのあとでまた異端の力によって俺という一つの器に乗る事が可能だった、と。」
「そういう事だ。まぁこれでは妹の魂の所在がどこにあるのかは分からないんだがな・・・。」
「いや、十分ですよ。  ありがとうございました。」
「これからも引き続き、分かった事は報告するよ。」


「ところで、異端者発症事件の現場に行ってきたんですが、地下にものすごい大きな施設があったんですけど・・・。」
「あぁ、それについても説明しようか。」
「はい、お願いします。」
「事の発端は・・・。」



「私の父親、ヴェルカの異端者研究での事故よ。」
「異端者研究所での事故・・・?」
「そう。ルインにあった私の家の地下に大きな研究施設があったでしょ?そこがそう。」
マリアはスレッグに、ルインでの事についての話をしていた  ここはマリアの現在の家である
「ヴェルカは科学者だったのだけど、偶然あるウィルスを見つけたの。それが異端者を発症させるものだとは知らなかったみたいだけどね。
彼はそのウィルスの効果に魅せられてしまった。人類の革命的進化の始まりだとも言っていたわ。
18年前は、まだアルクエイドとスノーフリアが戦争を行っていたからね。異端の力があれば、大きな戦力となるでしょう?  そこに当時のアルクエイドは目をつけたわ。  ルインとアルクエイドは町自体が近いからね。大きな交流があったのよ。
だけど、アルクエイドで大っぴらに研究をするわけにはいかなかった。  それはそうよね。感染者の7割近くが死んでしまうし、残りの3割だって人のままでいられるか分からない。  だから莫大な資金の援助を受けたヴェルカは、自宅の地下に研究施設を建設したの。
そして実験は始まった。  最初は動物から試したらしいのだけど、ウィルスは人間以外には効力をしめさなかったらしいわ。  そして、その当時アルクエイドの地下にいた囚人達を使った実験が開始された。
どのくらいが適量なのか、生存率を上げる方法はないか、発言する能力の指定はできないか。  あらゆる方向で実験体となった囚人達は使われて、そして死んでいったわ。
そしてそんな事が起きている中、ヴェルカとその夫人、ストレルカとの間に子供が出来たわ。  その子の名前はマリア・・・。つまり私よ。」
「マリアが異端者を作った最初の人の娘・・・。  す、少し驚きを隠しきれんな・・・。」
「当然囚人達は無限ではないわ。ウィルスの安定する量や配合も分かり始めていたし、彼は自分の子を異端者にしようと考えた。  そして結果は成功。私は異端の力を身に付けた。
最初の異端者は先にいたのだけれど、研究を始めて、その完成品一号として、私は実験体Aと研究所の中で呼ばれるようになった。
そして研究は続き、私が6歳の頃。  18年前の異端者発症事件が起こったわ。」
「・・・・・。」
「私は異端者の力を持つ者としての扱いと、周りの実験体の人達が受ける研究と、その結果に耐えられなかった。
普通実験体は3重牢の中に入れられるのだけど、私はヴェルカの子供だったからね。  特別に家の中までは地上に出ることも、研究所内もある程度歩く事が出来たわ。
環境に耐えられなかった私は、極度のストレスによって能力を使ってしまった・・・。  自暴自棄のようになっていたのかもしれない。
私を停める事は誰にもできなかった。  触れずにイメージを重ねるだけでそれが具現化される私の能力。ただの人間では止めようがないわね。
私は力の限り研究所の中を壊しつくしたわ。  もちろん・・・。研究所の中の人も・・・ね。」
「おいおい・・・。まさか・・・。」
「そう。異端者発症事件を引き起こした真犯人は、ヴェルカの娘の・・・私よ。」
「・・・・・。」
「研究所にあった、大型のウィルス培養機を爆発させてしまったのが最大の原因。  ウィルスは瞬く間にルイン全体を覆ったわ。」
「おいおい・・・。マジか・・・。」
「次々と異端者は生まれ、次々と人は死んでいったわ。異端者になった人も、能力の暴走や、理性を失くした者同士で争い、その火の粉は一般生存者や、他の異端者達も巻き込んだ。
結果、ルイン全体で生き延びた人間は5人。  一人身篭っていたから、6人が正確な数かしら。」
「リィクはその時町に住んでいたのか?」
「リィクは私が3歳の頃知り合った研究所内唯一の友達よ。」
「リィクは異端の力によって言葉を喋ることができなくなってしまったのか?」
「・・・・・・。」
「いいわよリィク。」
「・・・・・。
・・・べつに・・・喋れる。」
「喋れたのか!!!???」
「黙れハゲモヤシ。」
「え、おい!え!?  俺?俺ハゲモヤシ!?えぇ!?」
「もうよしなさいリィク。」
「・・・・・コク」
「ごめんなさい。リィクは特別な能力は得てないのだけれど、異端の力によって、本来あの子が心で思っている事や考えている事とは違う言葉を発してしまうの。  だから私が余計な時以外は喋らないようにさせているだけなの。  私も会った当時は困惑したものだわ。」
「えっとじゃあ・・・。俺はハゲモヤシじゃないんだよな・・・?な?」
「・・・・・・。」
「そこ頷けよ!」
「ハゲてはいないわね。」
「・・・コク」
「モヤシは本心なのかよ!!」



話を聞き終えると、カトレアさんはまだ仕事があると言って家から出て行った
「今日聞いた話は・・・ハードだったな。
サキには前科があって・・・。妹は異端者で・・・。マリアは18年前の事件の引き金で・・・。
とりあえず疲れたな・・・。  今日は休もう。」
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 2010_09_12

Comments

まっさきに目に付いたのはスイカだが 

むしろ俺はあの銀行の中身のどこから突っ込めばいい?
冠崎遙菜  URL   2010-09-12 15:30  

課長面接おめでとう 

やはり宮野さんは出来る子でしたか。さすがです。
海飲祭の記事も遅まきながらありがとうございました。実はまだスタッフ関係のところには回れてないんだけど、いずれw
整列の違いとか参考になりましたよ。
えっと、連絡で18,19日のどちらかに海飲祭の打ち上げ&反省会をしたいと思います。掲示板にも書いてますのでお願いします。
イタリアーノ  URL   2010-09-13 09:56  

Re: 課長面接おめでとう 

>>冠ちゃん

ツッコむところなんてなかった!
だってスイカや団子とか桜餅って美味しいじゃない  レモネードは柑橘類じゃない  リンゴは赤いじゃない

そんな感じ


>>イタs

ありがとう!  誉めると調子乗るよ!
海飲祭記事は 今 月 中 にはまともなものを(殴

反省会は多分どっちでも参加出来ると思われーって此処で言う事じゃないよね
秀策  URL   2010-09-16 23:55  

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