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「やっぱりリオが気になるな。とりあえず宿屋に見にいこう。」


家から出ると、丁度サキが帰ってきたところだった
「さ、サキ!!」
「おいおい、こんなところに戻ってきてどうしたんだ。」
「どうしたんだじゃないよ。あれからパッタリいなくなったと思ったら・・・。」
「オレの方はひと段落ついたからな。で、レイトは何でこんなところに戻ってきてるんだ?」
ついこの間の事件の事を気にしてもいないようだ
「それは・・・。サキの事が気がかりで、カトレアさんに相談しにきたんだ。  そうしたらサキが戻ってきてるって聞いたから、探し出そうかと思ってた。」
「オレを探してどうしようって言うんだよ。俺が殺しをしたのも、そいつを喰らったのも事実だ  そしてその理由を話すつもりもない。」
「でもサキがそんな事をしたって町中の人に知れたらどうするんだよ。」
「前科が2件もあるんだ。  それなのに何故オレがこうしていられるか、分からないのか?」
「カトレアさんが・・・もみ消してる。」
「その通りだ。本当に妹思いの姉だよアイツはな。」
嘲笑、というよりは自嘲するように言った
「・・・・・。」
「じゃあレイト。お前にすることをやるよ。  マリア達と一緒に例の異端者を追え。あいつは更に異端者を増やす続けるぜ。」
「なんのために・・・。」
「何度も言わすな。そういう理由は本人に聞くしかない。」
「サキは・・・。そいつに会ったのか?」
「あぁ、それで話もした。」
「なんでその時にソイツを捕まえなかったんだよ。  サキなら可能だったろ?」
「あぁ、戦いの技量なら負けはしない。  100回戦ったら100回勝てる。
だけどな、その時は捕まえるだとか、そういう気分にはなれなかっただけだよ。」
「それに、その時点でオレのするべき事が他にあることも分かったしな。」
「するべき事・・・?」
「レイトに話す気はないぜ。  カトレアもオレも今は別件で忙しいからな。お前はソイツを追ってみろ。」
「俺だって・・・。そいつを追う理由がないさ。  そりゃ襲われている人がいるのは分かる。でも俺は・・・。」
「じゃあもう一つ。  お前は妹を探しているんだったな?カトレアから聞いている。もしもそれらしい情報を得たら教えてくれってな。
行方不明になったのは半年前に何者かに襲われた時だろ?  恐らくお前を襲ったのは、今マリア達が追っている異端者と同一人物だ。」
「なんだって!?どうしてそんなことが!」
「答える気はない。さっさと行け。  モタモタしてると今度こそ本気で殺すぞ?」
「・・・・・わかったよ。  妹に近付けるんなら、追うしかない。」
「分かってるじゃないか。  お前のそういうところ、好きだぜオレは。
じゃあな。オレもカトレアに頼まれた仕事をこなさなくちゃならない。  さよならだ。」
サキは町の外へと歩いて行ってしまった

「行くしかない・・・か。
とりあえずリオのところに行こう。」




「あ、レイト!おはよう!」
「あぁ、おはようリオ  頭痛はもうよくなった?」
「うん。おかげ様でね。
これから私どうしよう。  スノーフリアへはどうやって行くの?」
「アルクエイドから船が出ていると思うけど、随分遠い道のりになるよ?」
「ここらへんからは船ってでてないんだ。」
「ここからも船を出そうって声は上がっているし、計画にはあるらしいけど、今のところは出ていないかな。」
「レイトは、しばらくこっちにいるの?」
「いや、用事が出来てね。  ちょうどアルクエイドまで行く事になった。」
「え、そうなんだ・・・。
私も・・・連れて行ってもらえる・・・?」
「そうだね。どうせならリオも一緒に来るといい。そこから船で、スノーフリアへ行けるからね。」
「うん!一緒に行く!」
「それじゃ、さっそく出発だ。」



「ん・・・なんだいソレ?」
「あ、これ?私のお守りなの。」
「お父さんとお母さんからのプレゼントでね。  確か『理に生きる』って意味が込められているんだって。」
「理に生きるかぁ、いい響きだね。」
「私の名前もそこから来てるって言ってた。
でも・・・私にはまだ『理に生きる』って言葉がどういう事なのか、分からないな・・・。」
「これから見付ければいいじゃないか。」
「見付ける・・・?」
「そんなに難しい意味じゃないと思う。  考えて導き出すんじゃなくて、自分の人生の中で見付ける物なんじゃないかな?」
「考えるんじゃなくて・・・見付けるもの?
うん・・・そうだね。  分かった。私見つけてみるよ。」
「あぁ、きっと見付かるさ。」
「うん!」


洞窟を抜けてしばらく歩いたところで、リオが足を止めた
「はぁ・・・。」
「ちょっと疲れたかな?」
「こんなに歩いたの初めてだから・・・。  ごめんねレイト。」
「じゃあパラダイスに寄ってそこで休もう。」
「うん、ありがと。」



「ぅーぁー・・・」
「はは、暑そうだねリオ。」
「こ・・・これはちょっと・・・。  一歩間違えば死んじゃうんじゃない・・・?」
「俺もここに初めて来た時には、今のリオみたいにヘバってたよ。」
「わ・・・私雪国の出身だから・・・。  こういう暑いのには慣れて・・・ないんだよね。」
「そっか、確かにそれは辛いかもしれないね。」
「も、もっと涼しく・・・ならないかなぁ・・・。」
「はは、ならないならな・・・あれ?」
「・・・あ、ちょっと楽になった・・・。」
「あんまりにもリオが辛そうだから、神様が涼しくしてくれたのかもしれないね。」
「じゃあ神様にお礼言わないといけないね。」
「あぁ、そうだね。  神様ありがとーってね!」
「神様ありがとぉー!」
「さぁ、神様が涼しくしてる内にパラダイスへ着けるように急ごう。」



「うわぁ・・・。」
「どうしたんだい?」
「初めての町って楽しいね。  私、スノーフリアから出たことってなかったから。」
「じゃ、ちょっと町をぐるっと回ってみる?」
「あ、さんせー!休憩がてら、ね!」



「さいきんスレッグがまちにいないの・・・。」
「スレッグ・・・?」
「あぁ、彼はちょっとこの町を留守にしててね。」
「あ、スレッグってレイトの知り合いなんだ?  じゃあきっと良い人なんだね!」
「スレッグ・・・もどってくるかな?」
「うん、きっと戻ってくるよ。  願えば・・・きっと届くから・・・。」
「うん!そーだね!スレッグかえってくる!」



「うぅ・・・。」
「どうしたの・・・?」
「この花が枯れちゃったんだ・・・。  みんなで大事に育ててたのに・・・。」
「そっか・・・。残念だね・・・。」
「ねぇ、どうすればいいかなぁ・・・?」
「願えばいいと思うよ。」
「願う・・・?」
「また綺麗なお花がみたいなって願えば、きっとまた咲くから。」
「そんなことしたって、咲かないよ・・・。」
「ううん。私も一緒に願ってあげるから、ね?」
「・・・うん、分かった。信じてみる。」
「うん、一緒に頑張ろう!」



「はぁ・・・。」
「どうしたんですか?」
「あ、聞かれてしまいましたか・・・。」
「なにかお悩みのようですけど・・・?」
「えぇ・・・。ここには沢山の子供達が一緒になって生活しているのですけど・・・。
やっぱり生活が苦しくて・・・。  私はもちろん、もう働きに出れる子は稼ぎのほとんどを入れてもらってます。
それでようやくギリギリの生活ができるぐらいで・・・。」
「それなのに最近病気で一人働けなくなってしまった子がいたものですから・・・。」
「あの・・・。少しでよければ・・・援助させてくださいませんか?」
「え・・・?いえ、とんでもない!」
「いいんです、私がしたいだけだから。その代わり、子供達への負担を少しでも軽くしてあげてくださいね。」
そう言って、リオは2000Gを女性へと手渡した
俺も一緒に2000Gを取り出して手渡した
「じゃあ、俺も少しだけど・・・。」
「ほ、本当に・・・ありがとうございます!」
「交換条件なんですからお礼なんていいんですよ。」
「はは、そうだね!」
「それじゃ、私達はこれで失礼します。」
「そうだね、じゃあ行こうか。」



「そろそろ宿屋で休もう。」
「うん、私も大分疲れちゃった。」



「疲れはとれた?」
「うん、バッチリだよ!」



「さて、アルクエイドへ向かおうか。」
「ごめんレイト、ちょっとお願いがあるの。」
「ん・・・お願い?」
「昨日の地下に居た、花を大事にしてた子がいたでしょ?その子に会いたいなって。」
「そのくらいならお安い御用だよ。」
「うん、ありがと!」


「あ、昨日のお姉ちゃん!」
「おはよ!今日は元気そうだね。」
「そりゃそうさ!見て見て!  昨日まで枯れていた花がまた咲いたんだよ!」
「あ、本当だ!」
「お姉ちゃんに言われて、昨日はずっと、また咲いてほしいなってお願いしてたんだ。  お姉ちゃんも願っていてくれた?」
「うん、もちろん。  みんなが大切にしてるお花なら、咲いているところ見てみたかったから。
咲いてみてほしいな~って願ってたよ。」
「ありがと!花が咲いたのは、きっとお姉ちゃんのおかげだよ!」
「私と、キミもね。」
「うん!そうだね!」
「じゃあお姉さん出かけなくちゃならないから、また今度ね。」
「そうなんだ~。  うん、分かった!バイバイ!」
「バイバイ!」
(枯れてしまった花が一日で咲き直した・・・?それもこんな地で?)
「どーしたのレイト?早く行くよ~!」
「あ、あぁ!・・・行こうか。」




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 2012_09_16

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