帰路

Category: 雑記  

河川敷から街中へ。



今までと反対の方向への散歩だったから、見る景色全てが真新しい。



つまづく。何とかこけずに済んだ。

このくぼみは何だろう?元々ここに何かあったのだろうか。

家の前で話す主婦がいる。楽しそうだ。自分の子どもの話をしているのだろうか。自転車に乗ってどこに行くところだったんだろう。時間的に買い物かな。


車が横を走る。後ろの車がやたらと詰めて走っている。急いでいるのだろうか。それともマイペースに走りたい人なのだろうか。窓から見えた顔はすました顔をしている。あの距離が彼の当たり前なのだろうか。



住宅街へ。


花屋さんがある。隣には閉店した居酒屋が。その隣にはきれいな和食店がある。ここにも何かの物語があったのだろうか。

小学校の前を通る。関係者以外立ち入り禁止。下校時のルールを書いた看板がある。グローブを付けた笑顔のカンガルーの絵は、何を意味して書かれたのだろう?不気味な笑顔だ。


大きなカバンを持った女性とすれ違う。片手にはアナログな地図。近くのおじさんに道を聞いている。

近くに駅があるわけでもないのに、彼女は一体どこからきて、どこに向かっているのだろう?



なんてことのない散歩。


それでも普段と違う時間。


何も解決していないけど、顔の向きを変えるたびに、それぞれ違った物語がそこにある。

小さな会社のロゴにも意味があれば、それができるまでのストーリーがある。風化したのれんのかかった入り口は、きっと今まで数多くの人がくぐってきていたのだろう。他の家の陰に隠れてしまっている小さな公園は、きっともっと大きかったのだろう。



見えるものだけが全てじゃない。井の中の蛙から、大海を見下ろす海鳥になりたい。


そして小さな井戸へと着いたのでした。




スポンサーサイト

 2016_05_14

Comments


 管理者にだけ表示を許可する

B
A
C
K

T
O

T
O
P